キヤノン、“光を操る”コンパクトデジカメ3機種、タッチモデルも

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2010/02/09 18:37

 キヤノンは、コンパクトデジタルカメラのシリーズ名称を、従来の「IXY DIGITAL」から「IXY」に変更。タッチ操作対応の3.5型液晶モニタを搭載した「IXY 10S」など、新製品3機種を2月19日に発売する。価格はすべてオープン。

 3機種すべて、撮影シーンをカメラが自動的に判別して最適な画像処理を行う「こだわりオート」に、新機能「ぴったりフラッシュ」を搭載した。撮影状況に応じてフラッシュの発光量やシャッタースピード、絞り値、ISO感度を最適に自動設定することで、晴天下での人物撮影時に発生する顔の影、暗い場所で人物を撮影する際の背景の露光不足、近接撮影時の被写体の白トビや背景の露光不足などを抑え、カメラ任せできれいに撮影できる。

 「IXY 10S」は、2009年9月発売の「IXY DIGITAL 930IS」の後継機種。カメラ背面の操作ボタンをすべてなくし、3.0型から3.5型へと大型化したタッチパネル方式の液晶モニタを搭載したことで、撮影時・再生時とも、より直感的に操作できる。

IXY 10S

 タッチパネル上で被写体をタッチするだけで、シャッターを切るまでピントを合わせ続ける「タッチフォーカス」で、動いている被写体のシャッターチャンスに強い。また、ユーザーの使用頻度や好みに合わせて、撮影時のアイコン表示位置のカスタマイズや、4種類の画面配色の選択ができる。

 有効1410万画素のCCDと、35mmフィルム換算で24-120mmの光学5倍ズームレンズを搭載。記録メディアはSD/SDHC/SDXCカード、マルチメディアカード、MMCplusカード、HC MMCplusカード。電源は充電式リチウムイオン電池。本体サイズは幅99.3×高さ55.7×薄さ22.0mm、重さ約160g。カラーはシルバー、ブラック、ピンク、ゴールド。実勢価格は4万円前後の見込み。

 「IXY 400F」は、レンズの小型化と液晶画面の薄型化により、幅92.2×高さ56.1×薄さ17.8mmと、「IXY」シリーズ史上最薄ボディを実現。滑らかなフルフラットデザインを採用した。

IXY 400F

 有効1410万画素のCCDと、35mmフィルム換算で28-112mmの光学4倍ズームレンズを搭載。記録メディアはSD/SDHC/SDXCカード、マルチメディアカード、MMCplusカード、HC MMCplusカード。電源は充電式リチウムイオン電池。重さは約133g。カラーはシルバー、ブラック、オレンジ、ピンク。実勢価格は3万3000円前後の見込み。

IXY 200F

 「IXY 200F」は、有効約1210万画素のCCDと、35mmフィルム換算で28-112mmの光学4倍ズームレンズを搭載する。記録メディアはSD/SDHC/SDXCカード、マルチメディアカード、MMCplusカード、HC MMCplusカード。電源は充電式リチウムイオン電池。本体サイズは幅90.5×高さ55.8×薄さ21.2mm、重さ約140g。カラーはシルバー、グリーン、ピンク、ブラウンの4色。実勢価格は2万5000円前後の見込み。