セーラー万年筆、朗読する「読書ペン」、太宰治や夏目漱石など100作品

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2010/02/01 17:18

 セーラー万年筆(中島義雄社長)は、文学作品を朗読で楽しめる読書ペン「名作ふたたび」の販売を、全国の有力書店、百貨店、インターネットなどで2月6日から開始する。価格は2万5800円。初年度販売数は6000台を見込む。

文学作品を朗読する読書ペン「名作ふたたび」

 付属の作品解説書から聴きたい作品を選び、作品ページのスタート印にペン先を当てると朗読音声が本体のスピーカーから流れてくる仕組み。朗読時間は10-15分刻みで、自分のペースで作品を楽しめる。細かい文字が読みづらくなった、書籍を持つのが面倒、入院中で読書時間が限られている、海外生活で日本文学にも親しみたい、といった利用方法を想定している。

 作品は、本体内のマイクロSDカードに収録。太宰治、森鴎外、宮沢賢治、芥川龍之介、夏目漱石など一流作家25人の100作品と、ピアノ演奏曲1作品の計101作品を収録する。

 本体サイズは、長さ168.5mm、幅26.5mm、厚さ25.5mm。重さは60g。電源は単4電池2本。