米Appleは、1月28日、マルチタッチ操作に対応する9.7型ディスプレイを搭載したタブレット「iPad」を発表した。「iPad」では、ウェブや電子メールなどを全く新しい感覚で楽しめると同社ホームページでアピール。3月末に発売する予定で、価格は499米ドルから。

　13.4mmと薄型・軽量、解像度1024×768ピクセルの9.7型ディスプレイを採用。例えば新聞のウェブページをフルサイズ・高画質で、まるで実物のように閲覧できるのが最大の特徴だ。縦・横表示が可能。また、マルチタッチ操作に対応し、指を動かすことでページをスクロールさせたり写真をズームアップしたりすることが可能など、ウェブを今までにない感覚で利用できる。

　メール機能では、開いたメールの本文に加え、着信フォールダのメールも同時に表示することや、メールが打ちやすいようスクリーンに大型キーボード機能を備えるなど、使い勝手を洗練させた。

　このほか、スライドショー対応のデジタルフォトフレーム機能、大画面でのビデオ閲覧、音楽プレーヤー、電子書籍リーダー、カレンダー、手帳など、さまざまなデバイスの機能を一台に凝縮。

　iPhone用のアプリケーションをiPadに最適化するツールとして、「iPhone SDK 3.2 beta」をダウンロード提供する。

　通信は、IEEE 802.11b/g/n準拠の無線LAN、Bluetooth 2.1＋EDRに対応する。3G回線のモデルも投入。容量は16/32/64GB。本体サイズは幅189.7×奥行き13.4×高さ242.8mm、重さ0.68-0.73kg。