ソニー、暗い場所での撮影に強く、手ブレ補正を強化したHandycam6機種

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2010/01/21 18:10

 ソニーは、高感度CMOSセンサーの搭載によって、暗い場面でもノイズの少ないハイビジョン映像が撮影できるデジタルビデオカメラ「Handycam(ハンディカム)」の新モデルとして、HDDを搭載する「XRシリーズ」3機種と、フラッシュメモリを内蔵する「CXシリーズ」3機種を、1月29日から順次発売する。価格はオープン。

 ラインアップと実勢価格は、「XRシリーズ」の上位モデル「HDR-XR550V」が15万円前後、中位モデル「HDR-XR350V」が12万円前後、下位モデル「HDR-XR150」が8万円前後の見込み。「CXシリーズ」の上位モデル「HDR-CX550V」が13万円前後、中位モデル「HDR-CX370V」が11万円前後、下位モデル「HDR-CX170」が6万5000円前後の見込み。両シリーズの上位・中位モデルは2月19日、下位モデルは1月29日発売予定。

(上左から)Handycam「HDR-XR550V」「HDR-XR350V」「HDR-XR150」

 すべてのモデルが、裏面照射型構造の高感度CMOSセンサー「Exmor R」を備える。入射光を効率よく利用することで高い感度を実現し、暗所でもノイズの少ない高画質な撮影ができる。また、縦横のほか回転方式のブレを補正する「アクティブモード」が進化。ズーム時の手ブレ補正を強化し、望遠側での手ブレ補正角度を高めた。

 それぞれのシリーズの上位モデル「HDR-XR550V」「HDR-CX550V」は、総画素数663万画素の1/2.88型CMOSセンサーや10倍の光学ズーム、光学式手ブレ補正、3.5型液晶などを備える。独自の広角「Gレンズ」を搭載し、広角側での撮影面積が従来比で約2倍に拡大。狭い室内での撮影や子供を抱えながらの撮影などでも、臨場感と遠近感のある記録が可能だ。

(上左から)Handycam「HDR-CX550V」「HDR-CX370V」(ボルドーブラウン)「HDR-CX170」(レッド)

 さらに、「カメラコントロールダイヤル」で、フォーカス・ホワイトバランス・明るさ・AEシフトの微妙な調整が簡単にできる。絞りをマニュアルで調整する「アイリス優先」や、シャッタースピードを調整して肉眼ではとらえきれない一瞬の動きの撮影を可能にした「シャッタースピード優先」など、マニュアル機能が充実。内蔵メモリは64GB。

 スタンダードモデルの「HDR-XR350V」「HDR-CX370V」は、総画素数420万画素の1/4型CMOSセンサーや12倍の光学ズーム、光学式手ブレ補正、2.7型液晶などを採用。「Gレンズ」も搭載する。内蔵メモリは64GB。

 エントリーモデル「HDR-XR150」「HDR-CX170」は、総画素数420万画素の1/4型CMOSセンサー、25倍の光学ズーム、電子式手ブレ補正、2.7型液晶などを備えた。内蔵メモリは32GB。