日立製作所(川村隆社長)は12月1日、脳科学をものづくりに生かす取り組みの一つとして、バンダイ(上野和典社長)の乳児玩具の開発に協力したと発表した。同社は、脳科学を適切に活用した製品であることを示す「Brain Scienceマーク」を作成、バンダイ(上野和典社長)が2010年1月30日に発売する乳児玩具「BabyLabo(ベビラボ)」シリーズに付与する。

 バンダイナムコゲームス 未来研究所(東京都品川区)で開催した発表会で、バンダイの上野社長は、新製品の「BabyLabo」を「今までにない、まったく新しいベビートイ」と紹介。バンダイはこれまでもベビートイを販売してきたが、「今回の製品を機にベビー領域に本格参入する」ことを表明した。新製品「BabyLabo」は、「赤ちゃんにもママにも満足度してもらえると自負している」とし、今後の重点戦略の一つに掲げるベビー領域の強化に向けて自信を示した。

脳科学から生まれた乳児玩具を紹介する日立製作所の長野晄史執行役常務とバンダイの上野和典社長(右)

 日立製作所は、2年間にわたってのべ250人以上の赤ちゃんの視覚や聴覚などを研究し、脳科学の知見を用いて新製品「BabyLabo」を検証した。また、第三者の専門家による審査を行い、脳科学が適切に活用された製品であることを示す「Brain Scienceマーク」を作成。バンダイの「BabyLabo」を取得第1号製品とした。

 日立製作所は、「脳科学をものづくりに活用することで、よりよい生活に貢献する」(長野晄史・日立製作所執行役常務)ことを目指している。「Brain Scienceマーク」については、乳児玩具に限らず、「さまざまな分野での普及・発展に努めていきたい」考えを示した。今後、同社が注力する「社会インフラ、情報インフラ事業のビジネス領域に展開していく」ことを狙う。