レノボ・ジャパン、マルチタッチ対応法人向けPC「ThinkPad」、Windows 7搭載

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2009/10/19 14:04

 レノボ・ジャパンは、ビジネスユーザー向けのノートPC「ThinkPad」シリーズの新製品として、同社として初めてマルチタッチに対応した14.1型「ThinkPad T400s」など、マイクロソフトの新OS「Windows 7」を搭載する2機種を10月22日に発売する。価格はともにオープンで、実勢価格は未定。

 2機種ともに同社Webサイト「レノボ個人向けショッピング」のみで取り扱い、仕様をカスタマイズできる。

ThinkPad T400s

 「ThinkPad T400s」は、Windows 7のマルチタッチ機能に対応し、ドキュメントやWebページ、写真などの閲覧に必要な「つまむ」「ズーム」「タップ」「ページをめくる」などの多様な動作を、マウスを使わずに指を使って実行できる。同時に最大4本の指を使った操作が可能なため、他のユーザーと一緒に画面をタッチして共同で作業することも可能。また、搭載する1440×900ドットの14.1型ワイドのマルチタッチ・スクリーンは、静電方式を採用しているため感度が高く、指先のちょっとしたタッチにも素早く反応するという。

 タッチスクリーン操作を簡素化する新しいアプリケーション「SimpleTap」に対応。同社のWebサイトから無料でダウンロードすれば、ワイヤレス通信、マイクのオン/オフ、カメラのプレビュー、ミュート機能、音量/画面の調整、スリープモードへの切り替えなど、ハードウェアのボタン上の機能をタッチスクリーンで操作・実行することができる。

 スペックは、CPUがCore 2 SP9600、8GBのメモリ、250GBのHDDもしくは128GBのSSDまで搭載可能。オプションでBDドライブも選択できる。また、UQコミュニケーションズの無線通信サービス「UQ WiMAX」に対応した、インテルの通信モジュール「WiMAX/WiFi Link 5150AGN」搭載モデルも用意する。バッテリー駆動時間は最大11時間。

 「ThinkPad SL510」は、LEDバックライト付き1366×768ドットの15.6型ワイド液晶を搭載する。また、従来モデルに比べて約10%軽量化した。

ThinkPad SL510

 スペックは、CPUがCore 2 Duo P8700、6GBのメモリ、500GBのHDDまで搭載可能。オプションで、BDドライブやグラフィックス「ATI Mobility Radeon 4570」も選択できる。OSはWindows 7 Profesional。バッテリー駆動時間は約4時間。