オーディオテクニカ初のBluetooth対応ヘッドセットなど、09年秋冬モデル

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2009/10/15 19:37

 オーディオテクニカは10月15日、同社初のBluetooth対応ヘッドセットや豊かな低音域を再現するヘッドホンなど、09年秋冬モデルを11月13日から順次発売すると発表した。価格はいずれもオープン。

Bluetooth対応ヘッドセットを披露

音質を追求したBluetoothヘッドセット、低音域に強いへッドホンも



 「ATH-BT02」「ATH-BT02T」は同社で初めてBluetoothに対応したヘッドセット。イヤホン部にドライバの振動を抑える真鍮製のリングを採用し、クリアな音を再現する。また、リモコン部には音質補正技術「SRS WOW HD」のオン・オフを切り替えられるボタンを搭載し、「音楽」「通話」など利用シーンに応じて音質を調節できる。発売日は11月20日で、実勢価格は1万円前後の見込み。

ATH-BT02(ブルー)

 通信方式はBluetooth Ver.2.1+EDR準拠、プロファイルはA2DP、AVRCP、HFP、HSPに対応する。最大通信距離は10m。ケーブルはY字型で、長さは60cm。「ATH-BT02」のカラーはブラック、ブルー、ホワイトの3色。一方「ATH-BT02T」は携帯電話向けモデルとして提供する。カラーはブラックとホワイト。

 中・高音域を得意とする同社が、低音域を響かせるカナル型イヤホンとして「ATH-CKS70」「ATH-CKS50」を09年6月に発売したのは記憶に新しい。アーティストのBoAをイメージキャラクターとして起用したことで注目を集めたモデルだ。今回その第2弾として、ヘッドバンド型へッドホン「ATH-WS70」を12月11日に発売する。実勢価格は1万円前後の見込み。

ATH-WS70

 「低音を重視したい」というニーズが若者を中心に増えてきたことを受け、ラインアップを拡充したもの。ハウジング部には2つの空気室を設け、豊かな低音質を実現。さらに、素材にアルミを採用したことで、明瞭感のある音質に仕上がった。音漏れの際に低音が逃げていくのを防ぐため、イヤーパッドは密閉性の高いデザインにした。ケーブルはY字型で、長さは1.2m。カラーはブラック。

 ハウジングに木材を使用したヘッドホン「Wシリーズ」の第10世代目として、密閉型の「ATH-W1000X」も歴代のモデルとともに披露された。同社によると、「Wシリーズ」だけ買い揃えるユーザーもいるそうで、自宅でジャズやクラシックなどの音楽を楽しむ中高年男性に人気があるという。

ATH-W1000X

 ハウジング部の素材にブラックチェリーを使用し、バイオリンのような曲線を生かした高級感のある形状が特徴。バンド部には新開発の「ウィングサポート」を採用。頭の形に合わせてバンドが動くため、装着感が向上したほか、頭に付けた際の本体の重みも軽減する。

 このほか、ドライバーユニットと木材の間に緩衝部を設けることで、余分な振動が木材に伝わるのを防ぎ、木のもっている本来の音の響きを引き出す。端子は6.3mmステレオ標準プラグで、ケーブルの長さは3m。発売日は11月13日で、実勢価格は6万円前後の見込み。

ペンキに“dip”したようなカナル型イヤホン、ビビッドな13色



ATH-CKL200(単色)

 一方、カナル型イヤホンでは、同社最多のカラーバリエーション13色をラインアップする「ATH-CKL200」が登場。「dip(浸す)」をコンセプトとし、イヤホン部からイヤーパッド、ケーブルまでペンキに浸したように統一したカラーを採用したのが特徴。iPodなどの携帯オーディオとコーディネートしやすい。発売日は11月13日で、実勢価格は1500円前後の見込み。

ATH-CKL200(クレイジー)

 なかでも「クレイジー」は非常に斬新なカラー。このモデルはイヤホン部がピンクとグリーン、ケーブルを束ねる際に使うアジャスタがブルー、プラグ部がレッド、ケーブルやイヤーパッドはブラックというもの。なお、そのほかは単色で、カラーバリエーションはブラック、ホワイト、ブラウン、ライトブルー、ブルー、パープル、ピンク、ライトグリーン、イエロー、オレンジ、レッド、ライトピンクの12色。ケーブルはY字型で、長さは1.2m。

ATH-CK500M

 装着感を高めるため、形状に工夫を凝らしたモデルもある。10月9日に発売した「ATH-CK500M」「ATH-CK500S」は、イヤホン部にU字型の輪を取り付けることで、本体を耳にフィットしやすくした。同じデザインを採用した製品の第3世代目で、同社の定番モデルとなっている。実勢価格は2500円前後の見込み。

 「ATH-CK500S」は60cmの短めのU字型ケーブルを採用。カラーはブラック、ブラウン、ホワイトの3色。一方、「ATH-CK500M」も同じくU字型ケーブルだが、長さが1.2mと長い。カラーは「ATH-CK500S」の3色に加えレッド、ブルー、ピンクの計6色を揃える。

松下和雄・代表取締役社長

 今回の新製品発表にともない、松下和雄・代表取締役社長は「へッドホン・イヤホンの市場は成長しており、新規参入するメーカーも増えている。こうした中で、これからも多様なニーズを満たす製品を提供していきたい」と意気込みを語った。