エプソン、どこカラでもプリントできる、無線LAN搭載「カラリオ」など6機種

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2009/09/17 19:33

 セイコーエプソンは9月17日、インクジェットプリンタ「カラリオ」シリーズの新製品として、複合機5機種、単機能モデル1機種を9月25日から順次発売すると発表した。価格はすべてオープン。

CMキャラクターに起用された役所広司さんと竹内結子さんが登場した新製品発表会の様子

 ラインアップと実勢価格は、写真や書類のプリント、書類のデータ化に活用できるスキャナ、カラーコピー機能を搭載する複合機の「EP-902A」が3万円台後半、「EP-802A」が3万円台前半、「EP-702A」が2万円台前半、「PX-502A」が1万円台後半、「PX-402A」が1万円台前半の見込み。プリンタ機能のみの単機能モデル「EP-302」が1万円台半ばの見込み。

 複合機「EP-902A」「EP-802A」「PX-502A」の3機種は、無線LANを標準搭載したのが特徴。1台のプリンタを家族みんなで共有して、それぞれが所有するパソコンからいつでもどこからでもプリントできる。また、ボタンを押すだけの簡単操作で無線LANの設定・接続が可能。

無線LANを搭載する複合機「EP-902A」「EP-802A」「PX-502A」

 そのほか、「EP-902A」「EP- 802A」「EP-702A」「PX-502A」は、メモリカードスロットを装備し、デジタルカメラやカメラ付き携帯電話で撮影した写真をパソコンなしで直接プリントすることができる。「EP-902A」「EP-802A」「EP-702A」は、CD/DVDのレーベルプリント、赤外線通信でのプリント、写真と手書き文字を合成して年賀状や挨拶状を最大99枚までプリントできる「手書き合成シート」にも対応する。

複合機「EP-702A」と「PX-402A」

 画質面では、「EP-902A」「EP-802A」「EP-702A」「EP-302」に6色染料インクを搭載し、人肌などを滑らかに美しく表現。「PX-502A」と「PX-402A」には同社の純正顔料インク「つよインク200X」を全色搭載。発色性が高く水にもにじみにくく、くっきりプリントできる。

単機能モデル「EP-302」

 また、スピード面では、「EP-902A」「EP-802A」「EP-702A」「PX-502A」に、画像処理エンジン「REALOID」を搭載することでデータ変換・処理を高速化。上位モデルの「EP-902A」と「EP-802A」は、「高速スキャンテクノロジー」でコピーも高速化した。

 いずれもコンパクトなデザインを採用。本体天面にドットパターンのテクスチャを施しているので、傷や指紋が付きにくい。

 そのほか、小型フォトプリンタ「カラリオ ミー」シリーズとして、7.0型の大画面カラー液晶で写真を観賞しながらプリントできる「E-600」と、パソコンを使わずにプリンタだけで年賀状や挨拶状の宛名面・通信面が作成できる「宛名達人 E-800」を10月7日から順次発売する。

上から、「E-600」と「宛名達人 E-800」、「PX-5002」

 価格はオープンで、実勢価格は「E-600」が2万円台後半、「宛名達人 E-800」が5万円台半ばの見込み。

 一方、高品位モデル「エプソンプロセレクション」シリーズとして、半切/A2対応の顔料インクジェットプリンタ「PX-5002」を10月7日に発売する。価格はオープンで、実勢価格は15万円台後半の見込み。

 秀逸なモノクロプリントや色かぶりや色転びの少ないカラープリントができる「PX-P/K3インク」、表現が難しい深い海の青や彩度の高いピンクなどを、豊かで繊細な階調で表現できる「VM(ビビッドマゼンタ)インク」、最適なインクの組み合わせを算出して安定したプリントを行う技術「LCCS(論理的色変換システム)」など、同社の最新高画質テクノロジーを搭載する。
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