アビー、PCケース2製品、冷却性に優れるモデルとフロントドア採用モデル

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2009/07/24 15:51

 アビーは7月24日、PCケースの新製品として、Micro ATX対応のマイクロタワー型「AS Enclosure 340ST」と、同社初のフロントドアを装備し、Extended-ATXに対応する「AS Enclosure 80X」を発売した。価格はともにオープン。

「AS Enclosure 340ST」と「AS Enclosure 80X」

 「AS Enclosure 340ST」は、VGAシールドパネルがシャシー内部を分割し、直線的なエアフローを生み出す構造「SAS(Straight Airflow Structure)」を採用。また、静音性と発熱抑制に優れる同社独自の冷却ファン「NANO TEK FAN」を3基搭載し、ケース内部の温度を効率的に引き下げる。

 3基のファンのうちミッドシップファンは、グラフィックボードのサイズに応じてケース内を前後にスライドできる新機構を採用。拡張ボードスペースを約260-約310mmの範囲で設定しながら効率的に冷却する。

 デザイン面では、フロントパネルに異なる表面処理を施したアルミパネルの2重構造を採用。厚さ2mmのアルミ合金にヘアライン処理を施したメインパネルと、ショットブラスト処理を施した厚さ3mmのセンターパネルを重ね合わせることにより、高級感のあるコントラストを表現した。カラーはブラックとシルバー。実勢価格は2万9980円前後の見込み。

 「AS Enclosure 80X」は、同社で初めてフロントドアを設置。右開きと左開きをケースの設置場所などに応じてねじ不要で簡単に変更できる両開き設計を採用する。また、フロントドアとフロントパネルとの間に設けられた高低差がエアホールとして機能し、ケース内部に十分な空気を供給。さらにフロントドアは、HDDの稼動音を外部に漏らさない遮音効果を発揮し、静音性も高めている。

 Extended-ATX規格までの幅広いマザーボードに対応。最大で9基の5.25デバイスを搭載できる。拡張ボードスペースは奥行き約360mmで、全長260mmを超えるグラフィックボードも設置可能。そのほか、「AS Enclosure 340ST」と同様に3基の「NANO TEK FAN」を備えている。カラーはブラックとシルバー。実勢価格は3万4980円前後の見込み。