ソニーPCL、「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」にBDエンコード環境を構築

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2009/05/12 17:36

 ソニーピーシーエル(ソニーPCL)は5月12日、ソニーが開発した映像用階調補完技術「Super Bit Mapping for Video(SBMV)」を採用したBDエンコード環境を構築、BD制作サービスを開始した。これに伴い、キングレコードが5月27日に発売するBDソフト「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 EVANGELION:1.11」に同技術が初めて採用されたことも発表した。同ソフトの価格は6090円。

 「SBMV」は、人間の視覚特性を利用した演算処理により、映像信号を10ビットから8ビットへ変換する処理において滑らかなグラデーションを維持できるのが特徴。通常、変換処理後には、映像のグラデーション領域などで、階調の変化点が等高線のようになって見えるカラーバンディングが発生することがあるが、「SMBV」によってこの現象を軽減することができるという。

 同技術は、ソニーのBDレコーダーやBDプレーヤーの高画質回路「CREAS」などでも採用している。