DEGジャパン、第1回ブルーレイ大賞に「ダークナイト」を選出

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2009/02/18 12:24

 映像コンテンツメーカーや映像機器メーカーが加盟する次世代デジタルエンターテイメントの普及団体「デジタル・エンターテイメント・グループ・ジャパン」(DEGジャパン)は2月17日、ブルーレイディスク(BD)の特長を特に活かした作品を表彰する「DEGジャパン・アワード/ブルーレイ大賞」の授賞式を都内で開催した。

グランプリに輝いたワーナー・ホーム・ビデオの「ダークナイト」

 DEGジャパン・アワードは、08年に発売・販売されたBDソフトの中から、BDが持つ高音質・高画質という特長を最も生かした映像作品を表彰する日本初の賞。大賞となる「グランプリ」のほか、「ベスト高画質賞」「ベスト高音質賞」「ベストインタラクティビティ賞」の部門賞を設ける。審査委員長はAV評論家の麻倉怜士氏が務め、そのほかの審査員として藤原陽祐氏、本田雅一氏に加えて、映画およびDVD専門誌の編集長らが参加した。

審査委員長を務めたAV評論家の麻倉怜士氏

 グランプリに輝いたのは、ワーナー・ホーム・ビデオの「ダークナイト」。選考理由について麻倉氏は、「08年の最高のブルーレイソフトというにふさわしい、超絶のクオリティ。特に(映画映写システム)IMAX部の画質は空前のもの。今後のブルーレイソフトの画質を領導する記念碑的な作品である」と絶賛した。また、今後のBDソフトについて、「09年は、(ネットワーク機能)『BD-LIVEが本格的に普及する。インタラクティブ機能に注目したい」と展望を語った。

ベスト・インタラクティビティ賞を受賞した「バイオハザード ディジェネレーション」、5980円(税込)
発売・販売:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

 そのほか各部門の受賞作品は以下の通り。ベスト高画質賞・実写部門「ダークナイト」、同賞・アニメ部門「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス コレクターズ・エディション(デジタルリマスター版)」、ベスト高音質賞・音楽部門「NHK クラシカル 小澤征爾 ベルリン・フィル『悲愴』 2008年ベルリン公演」、同賞・映像部門「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊2.0」、ベスト・インタラクティビティ賞「バイオハザード ディジェネレーション」。また、審査員特別賞として「NHK スペシャル 映像詩 里山II 命めぐる水辺」、「平井堅/Ken Hirai Live Tour 2008“FANKIN’ POP”」、「ザ・マジックアワー ブルーレイディスク」、「眠れる森の美女 プラチナ・エディション」の4作品が選ばれた。