アップル、Macworld Conference&Expoで「iLife '09」を発表

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2009/01/07 13:16

 アップルは1月7日、Mac OS向け統合デジタルアプリケーションの新版「iLife '09」を発表。同梱する写真管理ソフト「iPhoto」、映像編集ソフト「iMovie」、音楽編集ソフト「GarageBand」のメジャーアップグレードを行った。1月中の発売予定で、価格は8800円。

iLife '09

 「iLife '09」は、写真管理ソフト「iPhoto」、映像編集ソフト「iMovie」、音楽編集ソフト「GarageBand」、Webサイト作成ソフト「iWeb」、DVD作成ソフト「iDVD」をセットにした統合ソフト。対応OSは、Mac OS X 10.5.6以降。

 「iPhoto '09」は、写真の閲覧と検索を強化。撮影日時だけでなく、誰が写っているかの「人々」、どこで撮影したかの「撮影地」による閲覧・検索が可能になった。ユーザーが任意の顔に名前を割り当てると、iPhotoが自動的にその人が写っている写真を探し出すことができる。GPS対応カメラやiPhoneで撮影した写真は場所情報を自動的に取り込み、GPS機能を持たないカメラで撮影された写真でも、「Google Maps」を使い撮影場所を追加できる。また、人気SNS「Facabook」や写真共有サービス「Flickr」との連携機能も加わった。

 「iMovie '09」は、直感的な操作でより簡単にムービー作成ができるようにドラッグ&ドロップ編集をさらに進化。編集機能では、「ピクチャ・イン・ピクチャ」や「グリーンスクリーン」といった新しい編集オプションを追加した。また、ビデオを分析し、クリップの中に手ぶれがある場合は、プロジェクトに追加する際に補正する機能を搭載する。

 「GarageBand '09」は、ピアノやギターを習える基本レッスンを追加。ハイビジョンのビデオレッスン、演奏と連動する楽譜、画面上でアニメーション化された楽器など、インタラクティブな方法で演奏の基礎レッスンを受けることができる。また、米国とカナダでのみ提供する有料オプションでは、ノラ・ジョーンズやスティングといった人気アーティストのレッスンも用意する。adpds_js('http://ds.advg.jp/adpds_deliver', 'adpds_site=bcnranking&adpds_frame=waku_111352');