ASUS、デスクトップPC「Eee Box B202」にウイルス混入、無償交換を実施

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2008/10/06 13:19

 ASUSTeK Computer(ASUS)は10月3日、同月2日に発売したコンパクトデスクトップPC「Eee Boxシリーズ」のDドライブに、ウイルスが混入している可能性があると発表した。対象になるのは「Eee Box B202」と「Eee Box B202+液晶ディスプレイセット」の2機種で、同社は無償で回収・交換する。

 「Eee Box」は、幅26.9mmのコンパクトサイズのデスクトップPC。Windowsを起動することなく、およそ7秒でインターネットにアクセスできる「Express Gate機能」などを搭載する。

 混入の可能性のあるウイルスは、Dドライブ内にある「Recycled.exe」という実行ファイルの形をとっており、Dドライブを開くだけで感染する。Dドライブやレジストリを含むCドライブ、接続したリムーバブルドライブに感染する恐れがあるという。

 同社では、製品本体にUSBメモリ、SDカードなどの記憶装置を接続しないよう注意するとともに、ユーザーがウイルス対策ソフトを使用する場合は、必ず最新状態に更新するよう呼びかけている。なお、検出されるウイルスの名称はウイルス対策ソフトにより異なる。

 すでに該当製品を購入したユーザーに対しては、無償の製品交換に応じ、ASUSサポートセンターで対応する。サポートセンターの電話番号は、0800-123-2787(通話料無料)で、平日の朝9時から夕方6時まで、土日の朝10時から夕方5時まで受け付ける。なお、製品交換には多少の時間がかかることがあるという。