キヤノン(内田恒二社長)は9月17日、同社のデジタルフォト事業に関連する製品である、デジタルカメラ、インクジェットプリンタの新製品を発表した。

 デジタルカメラの分野では、デジタル一眼レフカメラの中・上級機種である「EOS 5D MarkII」のほか、EOSシリーズ用交換レンズで、1997年に発売した大口径・広角レンズ「EF24mm F1.4L USM」以来の後継機種「EF24mm F1.4L II USM」、コンパクトデジタルカメラ「PowerShot G10」「PowerShot SX1 IS」「PowerShot SX10 IS」「IXY DIGITAL 3000 IS」「IXY DIGITAL 920 IS」の5機種。プリンタは複合機「PIXUS MP980」「同630」「同620」「同540」「同480」と単機能プリンタ「iP4600」「iP3600」を発表した。

 キヤノンマーケティングジャパンの村瀬治男社長は「一眼レフ、コンパクト、プリンタは負けられない分野」と力強く語った。

 国内のデジタル一眼レフの市場は100万台の規模になっている。村瀬社長は「1980年の銀塩カメラ128万台をいよいよ超える時がきた」としたうえで、同社の中・上級機種「EOS5D」の後継機種である「EOS 5D MarkII」を発表。「EOS 5Dは普及価格帯でフルサイズCMOSセンサーを搭載した、高級一眼レフ。5Dはアナログとデジタルの垣根を取り払ったといっても過言ではない。アナログが衰退するなか、銀塩の楽しみまで衰退させてはならない。デジタル導入でのベストサポーターとして、エントリーからプロまで盤石な商品群を揃えた」とした。同社は今回の機種投入により、シェア45%、トップを目指すとしている。

 デジタル一眼レフ「EOS 5D MarkII」は、同社の中・上級機種「EOS 5D」の後継で新開発である有効画素数約2110万画素の35mmフルサイズCMOSセンサーを搭載した。また、コンパクトデジタルカメラには全機種に高性能映像エンジン「DIGIC 4」を搭載した。

 プリンタはフォルムにこだわり、これまでの製品よりも丸みのあるデザインにし、小型化・軽量化した。また、MP980には新開発のグレーインクを採用した。


週刊BCN 2008年9月29日付 Vol.1253より転載