イーフロンティア、自動的に楽譜をデータ化できる楽譜スキャニングソフト

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2008/09/09 11:21

 イーフロンティア(安藤健一代表取締役)は、米Musitek社製の楽譜スキャニングソフト「Smart Score X Pro Hybrid」を9月26日に発売する。価格は通常版が4万7250円、アカデミック版が3万6750円。

 スキャニングされた楽譜情報をキャッチし、自動的に楽譜をデータ化するソフト。バンドスコア、オペラ、合唱譜、オーケストラ、ミュージカルのほか、コードシンボルやパーカッションのリズム譜まで、幅広いジャンルの記譜スタイルを数秒でPCに取り込むことが可能。1度データ化された楽譜は、移調、校正、プレイバック、テンポ調整、パート譜の作成などが自由に行える。 対応画像フォーマットはbmp/tiff/pdf。

 スキャンした画像ファイルと編集ファイルが上下の画面でリンクし、どちらか一方をスクロールすると、もう一方も自動的に追従するため、確認や修正が簡単にできる。音符間隔や五線の幅といったレイアウトを微調整できるほか、音符の属性をコピーする「クイック選択」機能を使えば、編集作業が効率よく行える。五線譜の認識のほか、ギタータブ譜の認識と編集にも対応する。

 歌詞やテキストの「OCR」機能を搭載し、英語の表記に加えドイツ語の認識にも対応。音符の認識以外にも、五線をまたいだ連桁や、コーダの際の分断された五線まで認識可能で、リピート記号や、1カッコ、2カッコ、コーダなどはプレイバックを行う際にも反映される。「Garritan Personal Orchestra」や「MOTU Mach5」などのソフトウェア音源にも対応する。

 このほか、ピアノロールやリストエディタといった豊富なMIDI編集ツールや、「自動ドラム」や「カラオケ」、「SmartScore」ファイルを「Finale」に転送する「Finaleリンク」機能も搭載する。対応OSはWindows Vista/XP/2000と、Mac OS X 10.4以上。