「Aspire One」がシェア55.8%で依然独走中! 最新ミニPCランキング

特集

2008/09/04 19:16

 日本エイサーの「Aspire One」が、8月23日の発売から1週間あまり過ぎた現在もトップを独走している。8月第4週(8月25-31日)のミニPCランキングを詳しく見てみよう。


 8月第3週(8月18-24日)に続き、8月第4週(8月25-31日)も「Aspire One」が販売台数シェア55.8%で1位。2位も変わらず、ASUSTeK Computer(ASUS)の「Eee PC 901-X」で、シェアは22.4%だった。



 続く3位は初代EeePC「Eee PC 4G-X」で、シェアは8.5%。2、3位を「Eee PCシリーズ」が占めた。しかし「Eee PCシリーズ」すべてを合算してもシェア30.9%。55.8%の「Aspire One」と大きく差が開いた。

 完売で一時販売を休止していた日本HPのミニPC「HP 2133 Mini-Note PC」は、8月25日に販売を再開。4位と5位にランクインした。4位はメモリが2GBでHDDが160GB、バッテリー駆動時間は最大4.6時間のハイパフォーマンスモデル。シェアは5.2%だった。

 5位は同スタンダードモデルで、メモリが1GBでHDDが120GB、バッテリー駆動時間は2.3時間というスペック。シェアは1.8%だった。なお、「HP 2133 Mini-Note PC」は販売再開にあたって、英語配列だったキーボードを日本語配列に変更している。

 各社が次々と参入するなか、「Eee PC」でミニPCブームに火を付けたASUSも9月13日、2つの新モデルを発売する。いずれも初代「Eee PC 4G-X」に比べバッテリー駆動時間を長くし、重さも1kg未満に軽量化。実質的な値下げも断行した。8.9型ワイド液晶の「Eee PC 900-X」は、バッテリー駆動時間は最長約4.3時間で16GBのSSDを搭載。実勢価格が4万9800円前後。7型ワイド液晶の「Eee PC 701 SD-X」は重さ約0.91kgのシリーズ最軽量モデル。バッテリー駆動時間は最長で約3.7時間。実勢価格は3万9800円前後。まだまだミニPC人気は続きそうだ。(BCN・岩渕恵)


*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店からPOSデータを毎日収集・集計している実売データベースです。これは日本の店頭市場の約4割をカバーする規模で、パソコン本体からデジタル家電まで121品目を対象としています。