ソニーは8月4日、今後3年間で予定している半導体・コンポーネント事業への投資のうち、集中領域の電池事業への投資第1弾として、08年度から10年度下期にかけて、リチウムイオン電池の生産能力増強を目的とした約400億円の投資を行うと発表した。

 今回の投資では、リチウムイオン電池の国内製造拠点であるソニーエナジー・デバイスの本宮事業所と栃木事業所の新棟建設および生産設備の増設を実施。また、07年に投資を行ったソニーエレクトロニクスシンガポールでは、8月末からリチウムイオンポリマー電池の生産を開始する。さらに、シンガポールや中国の各製造拠点の生産増強を行うことで、10年末でのソニーのリチウムイオン電池の生産能力を、現在の月産約4100万セルから月産7400万セルに強化する予定という。

 リチウムイオン電池は、携帯電話やノートPC、デジタルカメラ、ゲーム機などに加え、電動工具やヘルスケア機器など用途が多様化し、世界的に市場が拡大していることから、ソニーでは、今後も引き続き生産増強を検討する。