日立製作所(古川一夫社長)と日立グローバルストレージテクノロジーズ(日立GST)は7月28日、HDDで採用する記録方式「垂直磁気記録方式」で、1平方インチあたりで610ギガビットの高密度の記録する技術を開発したと発表した。

 今回開発したのは、現行のHDDの記憶容量よりも約2.5倍に増やすことができる技術。2社では熱に強く、安定性のある新記録膜を記録媒体に採用し、従来よりも記録性能を高めた。同時に、HDDヘッド部分に、65nm(ニュートンメートル)級という微細なHDDのトラックピッチに対応し、誤りなくデータを読み出すことのできる繰り返し復号信号処理技術を採用することで、記録性能を向上させた。

 HDDは、企業などの大規模データベースをはじめ、PCやHDD搭載のレコーダーなどで利用されており、デジタルデータなどの情報量の増加から、さらなる大容量化が求められている。日立では今後、開発した技術を製品に導入適用することでHDDの大容量化と小型化、省エネルギー化を目指す。