Mac向けソフト開発などのインテリジェントワークス(神山邦彦代表取締役)は、MacOS向けセキュリティソフト「セキュリティードクター Ver.1.0」を8月20日に発売する。アップルが公表する「セキュリティ設定ガイド」に合わせてセキュリティ設定を自動で施せるツールで、ウイルス対策やOSのアップデートでは防げない不正アクセス・プログラムの侵入を防御する。Macのセキュリティ設定に特化したツールは他に類がないという。

 アップルは、Mac OSのセキュリティ対策のために、その設定方法や奨励事項についてまとめた解説書を不定期で発行している。最新版を2008年6月に「Mac OS X Security Configuration Guide(セキュリティ設定ガイド)」として公開。不正アクセス・プログラムからOSを守るために必要な設定方法などを記述している。

 「セキュリティードクター Ver.1.0」は、同ガイドに準拠したセキュリティの推奨設定を自動的に施せるツール。ガイド自体は、約100ページの文書で構成され、英語でしか記述されておらず、設定方法も複雑。ユーザーが自らガイドを読んで設定するには、Macに関する詳細な知識が必要となっていた。

 同ソフトは、ガイドに沿ったセキュリティ設定を自動的に施すため、Macの知識がなくてもセキュリティレベルを向上させることが可能。例えば、ログイン・パスワード情報を安全性の高い文字列に変更したり、USBやFireWireポートの利用をユーザーの判断で制御することができる。対応OSは、Mac OS X 10.4(Tiger)と同 10.5(Leopard)の2種類とした。

 インテリジェントワークスは、セキュリティに敏感なMacユーザーからニーズがあると感じていたが、最新ガイドが公開されたことからこのタイミングで開発に着手。約3か月間で開発する。販売は、自社およびソフト販売サイトからのダウンロードと家電量販店のパッケージで展開する。価格は4179円。発売後1年間で1万本の販売を目指す。個人ユーザーを中心に考えているが、Macの利用頻度が高い印刷会社やデザイン事務所など法人向け市場にも販売会社を通じて手を広げる計画だ。


週刊BCN 2008年7月28日付 Vol.1245より転載