松下、広角24mmレンズを搭載する「LUMIX」シリーズのハイエンドモデル

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2008/07/23 16:03

 松下電器産業は7月22日、コンパクトデジタルカメラ「LUMIX」のハイエンドモデル「DMC-LX3」を、8月22日に発売すると発表した。価格はオープンで、実勢価格は6万5000円前後の見込み。

 35mmフィルムカメラ換算で24-60mm、光学2.5倍の「LEICA DC VARIO-SUMMICRONレンズ」を採用し、非球面4枚4面を含む6群8枚のレンズ構成で、大口径化と小型化を両立した。1cmまでの接写に対応し、F値2.0の開放と組み合わせて背景ボケのある写真撮影もできる。有効1010万画素の1/1.63型CCDを備え、縦横比にかかわらず広角24mmの撮影に対応するマルチアスペクト機能を搭載。大型のセンサーにより受光面積を拡大した。

 EX光学ズームでは、広角から望遠まで解像度を劣化させずに最大4.5倍の倍率で撮影できる。光学式手ブレ補正ジャイロを搭載し、フレーミング時もブレを抑える「MODE1」、シャッターを押した瞬間に手ブレ補正機能を動作させる「MODE2」に加え、撮影距離によって両者を自動で切り替える「AUTO」モードを新たに追加した。

 撮影機能として、動いている被写体に自動でピントや露出を合わせる動体追尾AF/AE機能「追っかけフォーカス」や、撮影状況に合わせて5つのシーンから最適な撮影モードを自動で判別する「おまかせiAモード」を備える。また、撮影画面の暗い部分だけ明るさを補正する「暗部補正」に加え、「逆光補正」も自動化した。画像処理LSIには低周波域のノイズを重点的に低減する「ヴィーナスエンジンIV」を搭載する。

 モニタには46万画素の3.0型液晶を採用。シーンモードは新たに「ピンホール」「サンドブラスト」「フラッシュ連写」の3つを加えた合計23モードが利用できる。毎秒最大6コマの高速連写撮影のほか、動画撮影にも対応し、1280×720ドットで毎秒24コマの撮影が可能。サイズは幅108.7×奥行き27.1×高さ59.5mmで、重さは約229g。カラーは、ブラックとシルバー。