サムスン電子、iPhone対抗端末?「OMNIA」を国内初披露、年内に発売へ

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2008/07/22 19:32

 サムスン電子(李潤雨会長兼CEO)は7月22日、同日に開幕した「ワイヤレスジャパン2008」に、タッチパネル搭載の携帯電話端末「OMNIA(オムニア)」を出展した。


 「OMNIA」は、「あなたが携帯端末に望む全てを備えた」をコンセプトに開発したオールインタイプのスマートホン。ほぼすべての操作をタッチ操作で行えることから、「iPhone」の対抗端末として注目を集めている。グローバル端末として6月に東南アジアで発売したのを皮切りに、7月にイタリアや韓国、8月には全世界で発売する。日本でも年内発売を目標に準備をすすめており、ワンセグなど、日本独自の仕様を搭載する予定だという。なお、日本発売に関するキャリアや発売時期については、現在協議中としている。


 先行発売するグローバル端末の本体には、OSにWindows Mobile 6.1 Professionalを搭載し、MP3/AACなどの音楽ファイルの再生や、マルチコード対応の動画再生機能、500万画素CMOSカメラ、GPSなどの機能も備える。同社は「PCの延長のようなモバイル体験をユーザーに」として、ワードやエクセルなどのOfficeドキュメントへのアクセスや、外出先のOutlookメールの送受信やスケジュール管理などにも対応する。通信方式は、下り最大7.2MbpsのHSDPAやEDGE/GPRS850/900/1800/1900。そのほか、Wi-FiBluetooth機能も搭載する。


 3.2型ワイドQVGAディスプレイには、独自開発の「TouchWIZ ユーザーインターフェイス」を採用。ドラッグ&ドロップやタップ、スクロールなど直感的に触るだけで操作でき、トップ画面のウィジェット機能の移動もタッチ操作が可能。なお、文字入力は、画面上に現れるQWERTYキーボード入力のほか、タッチペンを利用した手書き入力にも対応する。内蔵カメラには、顔認識AFやスマイル・ショット、オートパノラマ撮影機能なども搭載。本体サイズは、高さ112×幅56.9×薄さ12.5mm。


 「ワイヤレスジャパン2008」は、ワイヤレス&モバイル通信技術とサービスを紹介する国内最大級の展示イベント。出展数は180社、来場者数は3万8000人の見込み、同イベントは7月24日まで開催する。