コ・フェスタ実行委員会、キャラクターに役所広司さんと杏さんを起用

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2008/07/16 13:42

 JAPAN国際コンテンツフェスティバル実行委員会(コ・フェスタ実行委員会、大谷信義実行委員長)は7月15日、9月30日から10月28日まで開催するコンテンツ統合フェスティバル「第2回 JAPAN国際コンテンツフェスティバル(コ・フェスタ2008)」のプレス向け説明会を、東京・表参道ヒルズで開催した。会見には、メインキャラクターの役所広司さんやイメージキャラクターの杏さんらが出席した。


 「JAPAN国際コンテンツフェスティバル」は、ゲームやアニメ、映画、ドラマなど、業界ごとに開催されているイベントを、横断的・有機的に結びつける統合コンテンツフェスティバル。それぞれのコンテンツを連携させることで日本のコンテンツ産業の魅力や才能を、世界にアピールすることを目的に、昨年から実施する。


 会見の冒頭で、JAPAN国際コンテンツフェスティバル実行委員会の依田巽副委員長は、「韓国や中国は、政府と連携した結果、コンテンツ産業が想像を上回る勢いで成長している。このままでは、日本のコンテンツ産業がジリ貧になるのではないかと危惧している。(同イベントを通じて)民官、産業界をあげた『クールジャパン』を世界にアピールしていきたい」と、意気込みを語った。


 また、同委員会の重延浩副委員長兼エグゼクティブ・プロデューサーは、「ゲームから映画まで、これほどのコンテンツが産業として存在するのは世界でも稀で、これが日本の特徴。今年は、国際交流に重点を置いて開催したい。また、『人間主義=ニューヒューマニズム』を基本コンセプトに、コンテンツが産業として発展し、人間形成を良い方向に導くという創造型ビジネスモデルを提示していきたい」と、同イベントのコンセプトについて話した。

 会見の最後には、昨年に引き続きメインキャラクターを務める俳優の役所広司さんと、新たにイメージキャラクターに起用されたモデルの杏さんが登場。役所さんは「コンテンツをこういう国際イベントで紹介するだけでも、クリエーターにとっては嬉しいことだと思う」と、イベントの重要性について語った。


 また、杏さんは「世界中を周っていると、日本に対する海外からの注目度が年々高まっていると感じる。外からも内からも、日本の良さを発信していきたい」と意気込みを述べた。

 同イベントは、9月30日のエレクトロニクスショー「CEATEC JAPAN 2008」を皮切りに、10月28日までの29日間、「東京ゲームショウ2008」や「第21回 東京国際映画祭」、「秋葉原エンタまつり2008」など、15のオフィシャルイベントのほか、クリエーターの育成・発掘を目的とした各種イベントを開催する。