ウィルコム(喜久川政樹社長)は7月3日、手のひらに収まるサイズのケーイーエス製のPHS端末「WILLCOM 9(ウィルコムナイン)」を7月18日に発売すると発表した。「必要なものだけを入れたケータイ」(土橋匡副社長)で、カメラやフルブラウザなど、機能を絞り込んで搭載。待ち受け画面に検索などが利用できるガジェット機能も備えた。

 「WILLCOM 9」は、ストレート端末「9」の後継機種。新端末では形状をクラムシェル(折りたたみ)に変更。折りたたみ時のサイズが幅43×高さ80.4×厚さ19.4mmにし、女性の手のひらでも収まるようにした。

 また、有効130万画素のカメラを搭載したほか、Javaにも対応。一方、ワンセグやおサイフケータイといった機能は「必ずしもユーザーが必要としているわけではない」(土橋匡副社長)として省略した。

 同時に、コミュニケーション機能も強化。デコラティブメールに対応し、10種類のテンプレートを収録した。また、検索サービスやソーシャルネットワーキングサービス(SNS)がすぐに利用できるアプリケーション「ウィルコムガジェット」を搭載した。

 「ウィルコムガジェット」は端末にガジェットを設定することで、少ないキー操作で情報や機能にすばやくアクセスできるようにする機能。ガジェットはグーグルやミクシィ、ナビタイムなどをあらかじめ内蔵した。

 ウィルコムガジェットは音声端末にすべてに搭載していく予定。「ガジェットはオープンにして誰でも開発できようにしていくほか、他社のガジェットも取り入れていくことで利用を広げて行きたい」と、石川俊司・ブランド&プロダクト企画部長は発表会で話した。

 デザインは「“シンプル”という価値観を提案」(堀田峰布子・ブランド&プロダクト企画部デザイナー)がコンセプト。サイズは小型化を図ったほか、二軸ヒンジと「ネガR」と呼ばれる曲線を端末の側面に施すことで、開きやすさを追求した。カラーはコンセプトを生かすためブラックとホワイトという「シンプルな色」(同)で展開する。

 価格はオープン。直販サイト「ウィルコムストア」での価格は3万6000円。割賦販売の「W-VALUE SELECT」で新規契約、24か月払いを選択した場合、割引が適用され、実質負担額は、月々400円の24か月払いの9600円になる。