イーフロンティア、プロ向け画像処理ソフト、写真の整理や編集もらくらく

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2008/06/03 16:42

 イーフロンティア(安藤健一代表取締役)は6月2日、カナダのACD Systems社製のフォトグラファー向けソフト「ACDSee Pro 2」日本語版を7月11日に発売すると発表した。価格は1万6800円。なお、「ACDSee Pro」シリーズの日本語版発売を記念して、発売記念キャンペーン版を1万本限定で1万1340円で販売する。

 デジタルカメラストレージをPCに接続するだけで、新しい写真を自動的に取り込んで分類・整理し、閲覧、RAW現像、編集、修整、印刷、配布までをトータルに行うことができるソフト。ファイル名の変更や分類も同時に行えるため、膨大な量の写真も簡単に整理することができる。インターフェイスは、作業スタイルに合わせてカスタマイズが可能。

 ファイル形式はJPEG、BMP、GIF、PSD、PNG、TIFF、TGA、RAW、NEF、CRWなど100種類以上に対応し、フルスクリーン表示やサムネイルの高速ブラウズが可能。RAWファイルもJPEGと同様に素早く表示する。残したいショットにワンクリックで印(タグ)が付けられるので、何千枚の中からほしいショットをすぐに見つけることが可能。「画像の比較」機能を使えば、最大4枚までの画像を1度に比較してよいショットを選ぶこともできる。

 Windowsのファイルフォルダ、IPTC/EXIF/XMPメタデータ、カスタムの仮想カテゴリ、キーワード、重要度などの情報を使って写真を整理し、目的の画像を素早く検索することも可能。RAWファイル用のサイドカーファイルの読み込み・書き出しや作成もできるため、別のシステムやソフトでも画像と編集データの関連を維持することができる。

 最先端のRAW処理技術とピクセルレベルの高度な編集機能を搭載し、写真をイメージ通りの作品に仕上げることが可能。処理はバックグラウンドで行うため、調整中にも作業が続けられる。「シャドウ/ハイライト」機能や画像修整ツールを使えば、隠れていたディテールを美しく浮かび上がらせたり、写真のシミやキズ、シワ、レンズ傷なども修復できる。

 トランジション効果を使って完成度の高いスライドショーを作成したり、画像に著作権表記の透かしを加えることも可能。メール送信に最適なサイズの画像を作ってメールに添付できるツールや、印刷テンプレートも搭載する。コレクションをzipアーカイブに圧縮したり、CDやDVDに保存できるほか、外部のHDDと同期させることも可能。複数のフォルダを同期したり、同期のタイミングのスケジュールを立てることもできる。DNGフォーマットでメタデータ情報を埋め込むことも可能。対応OSはWindows Vista、XP、2000。