ヤマハ、プリメインアンプとSACD/CDプレーヤーの新モデルを発売

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2008/05/23 19:06

 ヤマハ(梅村充社長)は5月22日、同社の「ハイグレードHi-Fi」シリーズの新製品として、プリメインアンプ「A-S1000」と、スーパーオーディオCD(SACD)/CDプレーヤー「CD-S1000」を、それぞれ6月下旬に発売すると発表した。価格は「A-S1000」が15万5400円、「CD-S1000」が13万3350円。

 「A-S1000」「CD-S1000」は、伝送方式にバランス伝送を用いていないほかは、07年12月に同社が販売した上位モデル「A-S2000」「CD-S2000」の基本構造を継承している。ともにカラーはシルバーのみで、振動を抑える効果のある特製の脚部を採用する。

 「A-S1000」は、スピーカードライブを完全対称化して音源に忠実なサウンドを再生できる増幅方式「フローティング&バランス・パワーアンプ」やボリュームなどトーンコントロールの際に音のゆがみを抑える「3連パラレル式トーンコントロール」を搭載する。小電力回路には12基のシャント方式ローカルレギュレーターを採用し、電源供給を安定させた。サイズは幅435×奥行き465×高さ137mmで、重さは22kg。

 一方、「CD-S1000」は、高精度のD/Aコンバータをプラス側、マイナス側に1基ずつ搭載することで、SN比を向上させた。また、オーディオ回路、デジタル回路、ドライブメカニズム、ディスプレイの電源部を独立させ、相互干渉を低減している。アナログ出力時にディスプレイ出力とデジタル出力回路を停止し、高音質で再生する「ピュアダイレクトモード」を搭載するほか、サイレントローダーと高精度CDドライブなどを用いて、ノイズの発生を最小限に抑えている。再生可能なメディアは、SACDとCD、CD-R/RWに加え、CD-R/RWに記録したMP3・WMAファイルで、サイズは幅435×高さ137×奥行き440mm、重さは15kg。