イメーション、熱処理であらゆる記録媒体のデータを消去、CO2削減も

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2008/05/02 10:13

 イメーション(市村操社長)は、あらゆる記録媒体に対応する熱処理によるデータ消去サービスを5月7日に首都圏で開始する。税別料金は1回あたり26万8000円からで、HDDで約180台分の処理ができる。

 移動式のサービスで、熱処理装置をトラックに積んで客先に出向きデータを消去する。処理後の生成物は再生利用のため回収し、リサイクル処理も行う。ユーザーは、完全なデータ消去を直接目で確認できるのが特徴。対象製品は、HDD、各種磁気テープをはじめ、FD、MO、CD・DVDなどで、これらの同時に処理することができる。

 例えばHDDは磁性体を剥離し、磁気テープは炭化させてデータを完全に消去。処理後は炭素や金属など、リサイクル可能な有価物になるため、産廃処理やマニフェストの発行は必要ない。一般的なデータ消去サービスでは、磁気イレーサーでデータ消去した後、廃棄物として焼却処分するが、この場合と比較して二酸化炭素の排出量は半分以下。さらに、削減された二酸化炭素については、CARBON OFFSET JAPANを通してカーボンオフセット処理し、他の二酸化炭素排出量と相殺することができる。