松下電器産業の社内ベンチャー会社、ファンコム(松尾光晴社長)は、松下の携帯オーディオ「D-snap」のボタン操作を補助する専用コントローラー「レッツ・サウンド」を5月7日に発売する。「D-snap」とのパッケージ販売で、価格は4万4940円。

 「レッツ・サウンド」は、「5色の大きなボタンによる操作」と「身体の可動部位に合わせた入力スイッチによる操作」の2種類のインターフェイスを装備。「D-snap」をセットすることで、高齢者や手の不自由な人など、より多くの人に音楽を楽しんでもらえる環境を提供する。販売は、川村義肢およびパシフィックサプライの2社を通じて行い、両社が別売りの入力スイッチなどと合わせて提案する。

 5色のカラーボタンの周囲にくぼみをもうけ、指先が安定しない人でも押しやすい形状にした。ユーザーはカラーボタンを押すだけで「D-snap」の基本操作が行え、入力ができたことを音と光で確認できる。カラーボタンの左側に順次点灯するLEDの移動スピードや、ボタンを押したときの確認音など、利用者に合わせたさまざまな設定も可能。本体裏の2次元バーコードを利用し、携帯電話を使って設定方法を確認することもできる。

 別売りの入力スイッチを接続することで、カラーボタンを押したときと同じ基本操作を、足や頬を使って行うことも可能。入力スイッチは、パシフィックサプライが販売する全機種が対応し、上肢に障がいを持つ人も、足や頬や舌で動作する入力スイッチと組み合わせることで簡単に操作できる。「再生/停止」専用端子に入力スイッチを接続し、音楽を「聴く」「止める」に限定して楽しむこともできる。

 なお、SDカードは、「レッツ・サウンド」にセットしたまま「D-snap」からの取り出しと挿入が可能。電源は単4乾電池2本で駆動する。本体サイズは幅8.6×高さ14.0×厚さ2.4cm、重さは「D-snap」セット時で約170g。