東芝は4月23日、同社直販サイト「Shop1048(ショップ トウシバ)」で録画用HD DVDディスクの販売を開始したと発表した。既存のユーザーに向け、録画用HD DVDディスクを安定的に供給するため。

 同社が2月にHD DVD搭載の次世代レコーダーを「終息」させたのにともない、大手量販店の店頭からは姿を消しつつある録画用HD-DVDディスク。従来型DVDやBDも含めたDVD系メディアの中でも、3月現在の「BCNランキング」集計による販売枚数構成比はわずか0.01%にとどまっている。しかし、1年前の07年4月時点と比較した販売枚数は08年3月時点で12.4倍に拡大。絶対的な枚数こそ少ないものの、HD DVDディスクの需要はまだ衰えていない。

 自社サイトでの取り扱いを始めた東芝では、「HD DVDレコーダーのユーザーの方々にご迷惑がかからないよう、各メディアメーカーと話し合って販売を決めた。いつまで販売を続けるかについては未定だが、需要動向を見ながら判断していきたい」(商品広報)としている。また他のメディアメーカーとも現在交渉中で「今後、取り扱うラインアップを広げる可能性もある」(同)という。

 商品の発送は5月中旬から開始する予定で、5月下旬以降は注文後順次発送する。取り扱うのは、三菱化学メディア製の2モデルと台湾のライテックコーポレーション製1モデルの計3モデル。ラインアップと価格は、三菱化学メディアのHD DVD?Rで2層・30GBの5枚パック「VR150TP10-DAV」が9980円。1層・15GBの10枚パック「VR75NP10-DAV」が7980円。ライテック コーポレーションのHD DVD?Rは1層・15Gの10枚パック「70H30HTSB0001」が4980円。(BCN・道越一郎)



*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店からPOSデータを毎日収集・集計しているPOSデータベースです。これは日本の店頭市場の約4割をカバーする規模で、パソコン本体からデジタル家電まで119品目を対象としています。