三洋電機、水中で使えるムービーカメラ第2弾、動画での顔検出に対応

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2008/04/18 18:39

 三洋電機は4月18日、デジタルムービーカメラ「Xacti(ザクティ)」で、防水機能を搭載した「DMX-CA8」を5月下旬に発売すると発表した。価格はオープンで、実勢価格は5万円前後の見込み。

 「DMX-CA8」は、07年6月に発売した「DMX-CA65」に続く、防水対応モデル第2弾。防水保護等級JIS IPX/IPX8対応の防水機能を搭載し、雨の中での静止画・動画撮影はもちろん、水深1m以内で約60分の動画撮影ができる。「水中」シーンに適した音声信号処理を実現し、水中撮影時のノイズを軽減した。


 有効800万画素のCMOSセンサーを搭載し、最大12M(4000×3000ピクセル)での静止画撮影と、最大640×480ピクセル、毎秒60フレームでの動画撮影ができる。動画ファイルは、MPEG-4 AVC/H.264形式を採用。動画撮影中も動画を止めずに、約2M(1600×1200ピクセル)相当の静止画を撮影できる。


 また、静止画撮影での最大12人まで認識可能な「顔検出」機能に加え、動画撮影時でも最大6人までの「顔検出」機能を搭載。そのほか、光学5倍ズーム機能と手ブレ補正技術「マルチぶれキャンセラー」を搭載する。

 記録メディアは約44MBの内蔵メモリのほか、SD/SDHCメモリカードに記録できる。液晶モニタは2.5型。電源は、リチウムイオン電池を使用し、静止画撮影約205枚、ムービー連続撮影約75分/連続再生約170分が可能。本体サイズは幅70.4×高さ111.4×奥行き40.5mm。電池とSDメモリカードを含んだ重さは約258g。カラーはブルー、ホワイト、ブラックの3色。


 新製品について、豊田秀樹・デジタルシステムカンパニーDI事業部DI企画部部長は、「生活防水のレベルではなく水中での動画撮影を可能にする。水環境の中で起動でき、汚れても洗えるのが最大の特徴」と説明した。