大日本スクリーンと立命館大、ロボット技術開発の共同研究を開始

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2008/04/15 10:15

 大日本スクリーン製造の技術開発カンパニー(津田雅也社長)と立命館大学は4月14日、ロボット技術開発に関する包括連携を図る協定に合意し、4月1日にプロジェクトを発足したと発表した。これに伴い大日本スクリーンは、立命館大学のびわこ・くさつキャンパス(BKC)内に専用の研究拠点を新たに開設する。

 今回の共同研究では、包括的な産学連携の取り組みをもとに、大日本スクリーンは研究成果における製品への応用展開や新規事業の創出を、立命館大学はビジネス市場に近い企業と一体となった研究の推進をそれぞれ視野に入れ、産学連携の強化の一環として新たな包括的協定の合意に至った。

 発足プロジェクトでは、ロボット工学の主要研究分野の一つとして最も重要でありながら、技術的課題が多いとされるセンシング技術を研究。

 BKC内に開設した専用拠点に大日本スクリーンの開発者が常駐し、立命館大学の研究者とともに、事業化へ向けた視覚システムの開発に取り組む。

 09年度中に、プロジェクトのシンボルとして「水中探査と水中ハンド制御が可能な潜水ロボット」を開発し、実証実験を行う予定となっている。

 また、さまざまな研究室との分野の枠を超えた技術指導や情報交流、学生への教育的活動と支援を行うなど、幅広く活動を展開。研究成果の創出に加え、開発者の人材育成にも重点的に取り組んでいく。