ウィンドウズ デジタルライフスタイル コンソーシアム(WDLC、真柄泰利会長)とマイクロソフトは4月11日、共同で会見を開き、夏商戦に向けた合同販促キャンペーン戦略について発表した。併せてService Pack 1を搭載したWindows Vista「Windows Vista with Service Pack 1(Windows Vista SP1)」の製品発表も行った。

 WDLCは、PCやTVといったデジタル製品の新しい利用シーンを消費者にわかりやすく提案するため発足した団体。現在はマイクロソフトをはじめPCメーカー、周辺機器メーカー、家電量販店など計66社が参加している。

 会長代理として挨拶したマイクロソフトの佐野勝大氏は「今後ネットと通信の融合が進んでいくと考えられる中、各業界が協力してその変化に対応し、ユーザーにデジタル生活の新しい楽しみ方を提供していきたい。業界を横断したディスカッションにより新しい反応、アイディアが出てくるものと確信している」今後の活動に期待感を示した。


 今夏のマーケティング戦略では「TVも、ネット動画もサクサクきれい! PC de TV」を掲げ、PCでTV・ネット動画を楽しめる使い方をユーザーに向けて訴求していく方針。参加企業各社が共同で販売促進キャンペーンを行っていく。


 テレビ朝日、テレビ東京、東京放送、日本テレビ、NHK、フジテレビの各放送局がWindows Vista用のガジェットを作成。今後発売のNEC、MCJ、東芝、富士通の夏モデルPCにプリインストールするといった活動も展開。

 各ガジェットをクリックすると、それぞれの放送局のニュースサイトへジャンプする仕組みになっており、ニュース記事や動画を閲覧することができる。マイクロソフトの笠原健司氏は「今回のガジェットはネット放送とのリンクがメインになっているが、今後はテレビの本放送といかにリンクさせるかが課題になってくる」と話した。


 WDLC事務局の勝俣喜一朗氏は「どういうシーンで、どういう製品をどう使えば、デジタルライフが豊かになるか、という点を訴求していくことがユーザーの動機付けや新たなスタイル提案につながる。今後も製品をはじめインフラ、サービスに関して議論を重ねていきたい」と語った。


 また会見ではマイクロソフトのOS「Windous Vista SP1」の発表が行われた。SP1では「Vista」の発売以降、修正パッチとして提供した500以上の更新プログラムと、ユーザーからのフィードバックをもとに開発し、セキュリティの強化をはじめ、アプリケーションの互換性や、パフォーマンスの向上を実現したという。発売日は4月25日。

 マイクロソフトの大場章弘・業務執行役員Windows本部長は「07年1月のVista発売より1年が経過し、販売実績は予定通り伸びている。WDLCでの議論の成果も製品に反映され、強力なOSに仕上がった」と製品について自信を見せた。


 発売に合わせ、価格改定も実施。税別の参考価格はUltimate通常版が3万8800円前後、Ultimateアップグレード版が2万6800円前後、Home Premium通常版が1万7800円前後、Home Premiumアップグレード版が1万7800円前後の見込み。


 さらにXPからVistaへのアップグレードを促進するため「アップグレード版 特別優待パッケージ」を2種類、4月25日からそれぞれ1万本ずつ発売する。「Windows Vista Home Premium アップグレード版 特別優待パッケージ」と「Windows Vista Home Basic アップグレード版 特別優待パッケージ」で、税別の参考価格はHome Premium アップグレード版が1万5980円前後、Home Basic アップグレード版が9980円前後の見込み。