エレコム、高速データ転送・高セキュリティ機能搭載のUSBメモリなど

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2008/04/02 20:25

 エレコム(葉田順治社長)は4月1日、暗号化方式の「AES128bit」を採用した高速USBメモリ「MF-JU2シリーズ」3機種を4月中旬に発売する。あわせてパスワード自動認証機能付きの「MF-NU2シリーズ」に3色の8GBモデルと32GBモデルを、「MF-AU2シリーズ」に3色の8GBモデルと16GBモデルを追加すると発表した。

 「MF-JU2シリーズ」は最大で読み出しが25Mbps、書き込みが18Mbpsの高速データ転送が可能なUSBメモリ。非常に強固な暗号化方式「AES128bit」を採用し、すべてのデータを自動的に「AES128bit」で暗号化したうえでメモリ上に保存する。そのため、本体を分解してデータを取り出した場合も、パスワード認証が必要になる。対応OSは、Windows Vista/XP/2000。価格はオープンで、実勢価格は2GBモデルが1万2800円前後、4GBモデルが1万9800円前後、8GBモデルが3万4800円前後の見込み。

 「MF-NU2シリーズ」はパスワード自動認証機能を搭載したセキュリティソフト「PASS(Password Authentication Security System)」を内蔵する。「PASS」には3台までのPCを登録でき、未登録のPCからアクセスする場合はパスワード入力が必要になる。対応OSは、Mac OS X 10.4以降と、Windows Vista/XP/2000。8GBモデルは従来のブラックにシルバー、ブルー、ホワイトの3色を追加。実勢価格は7980円前後の見込み。32GBモデルはブラックのみで受注生産方式をとる。

 「MF-AU2シリーズ」はパスワードによってデータへのアクセスを制限するソフトウェア「USB Flash Disk Format Tool」を搭載。容量を2分割するパーティション機能を備え、一方はパスワード設定をしてデータを保護し、一方はパスワードを設定せずに共有のメモリとするなどの使い方ができる。8GBモデルは従来のシルバーと、新たにブルーシルバー、レッドシルバー、グラファイトの3色をラインアップ、実勢価格は7800円前後の見込み。16GBモデルは受注生産方式で、カラーはシルバーのみ。

 全モデル共通で、Windows Vista/XP/2000への接続は管理者権限を必要とせず、ユーザー権限だけでアクセスできる。本体にはストラップホールを設け、「MF-NU2シリーズ」「MF-AU2シリーズ」はキャップを本体後部に付けられる。「MF-JU2シリーズ」はスライド収納式方式でコネクタを保護する。