KDDI、発煙や破裂の恐れ約18万台、au携帯電話「W42K」用電池をリコール

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2008/03/28 20:03

 KDDIと沖縄セルラー電話は3月28日、京セラ製のau携帯電話機「W42K」に搭載するバッテリーの一部で、発熱・膨張し、発煙や破裂する恐れがあるとして、バッテリーパックをリコール(回収・無償交換)すると発表した。同社にはこれまで、ユーザーから13件の事故報告があったという。交換対象は現在稼働中しているすべての「W42K」。合計で21万4349台分にものぼる。実際に事故の可能性があるのは約18万台分だが、今回は「W42K」を利用する全顧客に対し、29日にも交換用のバッテリーパック送付を開始、交換を促す。

 バッテリーパックの外部にキズやヘコミがつく程度の力が加わった場合、絶縁シートが損傷。その後、充・放電を繰り返すことで機能低下が生じショートする恐れがある。製造番号が「KY-YDA」のバッテリーパックは安全が確認されているが、それ以外の14種類の製造番号については事故の可能性があるとしている。

 同社では、現在使用している「W42K」のバッテリーパック表面にキズやヘコミなどがある場合は、速やかに利用を中止して専用窓口に連絡するよう呼びかけている。また、新聞広告やホームページに情報を載せて周知を図るほか、京セラとauお客様センターでの電話対応も行う。電話番号は「0120-600-924」「0077-7-111」。au携帯電話からは「157」でも受け付ける。いずれも通話料は無料。