ビックカメラ、「ビックカメラ新横浜店」を移転、売り場面積を3.5倍に

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2008/03/26 10:15

 ビックカメラ(宮嶋宏幸社長)は3月26日、JR・新横浜駅に建設された駅ビル「キュービックプラザ新横浜(木佐貫勉店長)」内に「ビックカメラ新横浜店」を移転オープンした。売り場は地上3階から9階までの7フロアで、営業時間は午前10時から午後9時まで。1日あたり7000人から1万人の来店者を見込んでいる。


 「キュービックプラザ新横浜」は、新横浜駅の北口にオープンした商業施設で、レストランやファッション、本屋などバライティに富んだ83店舗のテナントが出店する。「ビックカメラ新横浜店」の売り場面積は約7000平方メートル、旧店舗より3.5倍ほど広い。また、横浜地区では初めて「おもちゃ」「ゴルフ」「スポーツサイクル」の取り扱いを行う。


 同社の塚本智明・営業本部長は新店舗について「売り場面積は旧店舗の約3.5倍だが、什器の工夫や陳列の改善の結果、アイテム数は5倍から10倍に増えている。特にカメラのアクセサリー類に力を入れた」と説明した。

 最上階にあたる9階には、おもちゃコーナーやDVDソフト、ゲーム関連のアイテムを揃える。8階は健康器具、7Fに冷蔵庫や洗濯機など、生活家電を2フロアで取り扱う。なお、7階にはキッチン家電の実演コーナーを行う「キッチンスタジアム」や、洗濯機の使用水量などを表示する「洗濯機体感コーナー」など、比較・体感ができるコーナーを5つ用意した。


 5階には、テレビやDVDレコーダー、ビデオカメラなどAV機器を取り揃えた。品揃えを強化したアイテムのひとつである薄型テレビは、旧店舗の3倍にあたる約300台を展示。インチ別の陳列や、「ビック感動劇場」というショー形式で薄型テレビ選択講座を開くなど、わかりやすさにも配慮する。デジタル相談コーナーを併設したほか、デジタル放送やインターネット、PCなどの相談カウンターも設置した。


 4階のカメラコーナーには、約350台のコンパクトデジタルカメラと、約60台のデジタル一眼レフカメラを展示。旧店舗より約3倍の展示数で、旗艦店である有楽町店と同等の規模を誇る。また、カウンター式のカメラ相談コーナーを設ける。そのほか、同フロアにはゴルフ試打室を用意するゴルフコーナーや、マウンテンバイクなどのスポーツサイクルコーナーを設けている。


 入り口にあたる3階には、携帯電話コーナーを設けた。各キャリアの携帯電話はもちろん、ストラップや各種アクセサリー類を豊富に揃える。また、ブースの照明にLEDランプを使用するなど、雰囲気作りと省エネに考慮したブースになっている。


 このほか、移転オープンに合わせ、社員数を旧店舗の80人から130人に増員した。各売り場を回りながら商品の説明から配達先のセッティングまでを案内する「まとめ買いアドバイザー」や、カメラを専門とする「フォトマスター」、AV情報家電・生活家電専門の「家電製品アドバイザー」などの資格を持つ同社専門相談員に加え、ゴルフの「ティーチングプロ」、自転車整備員などの資格を有する販売員が常勤する。

 木佐貫勉店長は、「これからの時代は、対話型の接客が重要になってくる。お客様が納得して商品を購入してもらえるよう接客カウンターは増やしていきたい」と意欲を語った。