ケンウッド、「音質マイスター」が監修の密閉型高音質ヘッドホン

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2008/03/07 17:52

 ケンウッド(塩畑一男社長)は、音質管理の最高責任者である「音質マイスター」が監修した密閉型ヘッドホン「KH-K1000」を3月上旬に発売する。価格は3万6750円。

 音質管理の最高責任者である「音質マイスター」が部品の選定から残響音までチューニングするなど細部まで徹底してこだわった密閉型ヘッドホン。直径53mmの大口径ドライバユニットを採用し、ドライバユニットのポートの最適化や、残響音のチューニングを行うことで、豊かで伸びのある低域や、正確な音像定位と奥行きのある音を再生。低音から高音まで幅広い帯域でバランスの良い高音質再生が可能で、アコースティックサウンドシステム「Kseries」などの高音質モデルにも対応する。

 ハウジングに純アルミニウムと制振材を採用し、音質に悪影響を及ぼす不要振動を抑え、より鮮明で解像度の高いサウンドを再現する。磁気回路に透磁率の高い純鉄(SUYP)製ヨークを採用。さらに、L字型形状にすることで磁束を高密度で均一化し、ボイスコイル動作のリニアリティを向上した。歪みを抑え入力信号に忠実な力強い音を実現する。ボイスコイルには高純度OFCのボビン巻きを採用し、繊細な音も原音に忠実に再現する。

 ケーブルにはY型(左右両出し)、独立アース線4芯構造の高純度OFC入力コードを採用。L/R 各ユニットへのケーブルを独立させることで、優れたチャンネルセパレーションを実現した。ヘッドバンドには快適な装着感が得られるフリーアジャスト機構を採用し、ユニットを人間の耳の角度に合わせて配置した。重さは390g。