日本サムスン(李昌烈社長)は2月19日、独自のLEDバックライト技術により、Adobe RGBを超えた広色域の表示に対応した液晶ディスプレイ「SyncMaster XL」シリーズ3モデルを3月末より順次発売すると発表した。

 ラインアップは、20.1型の「XL20 PLUS」、24.1型の「XL24」、30型の「XL30」の3モデル。価格はオープンで、実勢価格は3月末に発売する「XL24」が24万8000円前後、4月末に発売する「XL20 PLUS」が15万8000円前後、「XL30」が45万8000円前後の見込み。

 最大解像度は「XL20 PLUS」が1600×1200ドット、「XL24」が1920×1200ドット、「XL30」が2560×1600ドット。Adobe RGB比は「XL20 PLUS」が119%、「XL24」と「XL30」が123%。なお、これらの製品を基準とした専用機種は、島精機製作所のアパレルCADシステム「SDS-ONE」の標準モニタとして、年間継続採用されることが決まったという。

 3機種ともに、14ビット処理ルックアップテーブル内蔵の「ハードウェア・キャリブレーション機能」を搭載し、専用キャリブレーションソフト「Natural Color Expert」が付属。専用アルミ製遮光フード、各機種専用測色器も同梱する。

 Adobe RGBは、98年にアドビシステムズが発表したRGB色空間の定義で、国際標準規格のsRGBよりも広い色再現領域を持つ。デジタル一眼レフカメラなどでAdobe RGBでの撮影に対応する製品が増加し、遠隔医療、美術品や文化財のデジタルアーカイブ化といったニーズも顕実化するなか、より色域の広い色再現に対応したカラーマネージメントモニタへのニーズが高まっていた。