ニコンは1月29日、デジタル一眼レフカメラのエントリーモデル「D60」を2月22日に発売すると発表した。有効画素数は1020万画素で、撮像素子のゴミ取り機能を搭載したのが特徴。価格はオープン。実勢価格は、ボディのみが7万5000円前後、標準ズームレンズ1本が付属するレンズキットが9万円前後、標準ズームに加えて、望遠ズームが付属するダブルズームキットが12万円前後の見込み。

 07年3月に発売した「D40x」の後継モデルで、有効610万画素の「D40」は販売を継続する。同社によると「スペックが違う2モデルを販売することでラインアップに厚みを持たせる」(広報)ことを狙ったラインアップ構成だという。

 撮像素子は23.6×15.8mmの「ニコンDX フォーマット」で、有効画素数1020万画素のCCDを採用した。撮像素子前面のローパスフィルターを振動させてゴミを払い落とす「イメージセンサークリーニングシステム」を搭載。フラッグシップモデル「D300」に続いての採用で、同社のエントリーモデルでは初。また、世界初の「エアフローコントロールシステム」を新たに採用。シャッター切る際に跳ね上がるミラーの動きで生じる空気の流れによってローパスフィルターにゴミやほこりが付着するのを防ぐため、「空気流制御穴」を設けた。

 デジタル画像処理コンセプト「EXPEED(エクスピード)」を備え、明暗差の激しい場所での撮影でも、被写体の明るい部分と暗い部分の両方を適度な明るさで撮影できる「アクティブD-ライティング」機能も搭載する。撮影したRAWデータをパソコンなしでJPEGファイルに変換する機能があり、画質を損なわずに撮影後に画質モードや画像サイズ、ホワイトバランス、露出補正などの調整をカメラだけで行うことができる。モニタは2.5型23万画素の液晶で、ファインダーをのぞくとモニタが自動消灯する「アイセンサー」機能も備えた。

 モニタの表示は「クラシックデザイン」「グラフィックデザイン」「壁紙デザイン」の3種類から選ぶことができ、さらにカラーも選択できる。「グラフィックデザイン」では、絞り値や撮影モードをアニメーションで表示できるほか、「壁紙デザイン」では自分で撮影した画像を壁紙に設定できる機能も搭載。またカメラを縦に構えたときは、情報表示も縦表示になる。

 連写速度は最高毎秒3コマ、ISO感度は100-3200相当まで。記録媒体はSDメモリカードまたは大容量のSDHCメモリカードに対応する。本体サイズは幅126×高さ94×奥行き64mm、重さは495g。フォーカス駆動用のモーターを内蔵していないため、オートフォーカス(AF)を利用するにはAF用モーターを搭載したレンズが必要。

 併せて同社は交換レンズの新製品も発表した。ラインアップと価格は、レンズキットに採用した標準ズームレンズ「AF-S DX NIKKOR 18-55mm F3.5-5.6G VR」が3万6700円。広角16mmから5.3倍ズームが可能な「AF-S DX NIKKOR 16-85mm F3.5-5.6G ED VR」が9万9750円。いずれも2月22日に発売する。

 また、最大撮影倍率が等倍のマクロレンズ「AF-S Micro NIKKOR 60mm F2.8G ED」が8万7150円。「シフト」「ティルト」に対応するアオリ撮影が可能な「PC-E NIKKOR 24mm F3.5D ED」が30万9750円。いずれも発売は3月下旬。なお、アオリ撮影ができる「PC-E Micro NIKKOR 45mm F2.8D ED」「PC-E Micro NIKKOR 85mm F2.8D」の発売も発表した。価格は未定で、08年夏以降に発売する予定。