プロトン、ICタグを利用して子どもの安全を見守る学校防犯システム

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2008/01/24 10:05

 プロトン(二瓶孝二社長)は1月23日、ICタグを利用して子どもの安全を見守る学校防犯システム「登下校安否確認システム」を2月1日に発売すると発表した。価格は個別見積もり。

 「登下校安否確認システム」は、子どものランドセルなどに取り付けたICタグを、校門などに設置した受信機で検知し、保護者に登下校情報を通知するシステム。学校に設置したパソコンでは子どもの登下校情報を表示する。ICタグやアンテナ、受信機、管理用ソフト、サポートなどで構成され、校内にサーバーを設置するサーバー設置型のほか、ASPでの運用にも対応する。

 システムを導入すると、保護者はパソコンや携帯電話のメールで子どもの登校や下校の連絡を受信でき、教師も同様に全校生徒の登下校状況を瞬時に確認できる。また、登下校の連絡に加え、学校から保護者への各種連絡事項を、学年単位やクラス単位、各部活動単位にメールで送信することも可能。さらに、赤外線センサーとの組み合わせで、不審者の検知にも対応する。オプションの防犯カメラと連携して、登下校時の映像を記録することもできる。

 システムで採用するアクティブ型RFIDタグは自ら電波を発信するため、タグを受信機にかざす必要がない。そのためランドセルなどにタグを取り付けておけば、子どもが意識せずに登下校情報を取得できる。タグの認識率は99.9%以上で、通常使用状態で約6年間使用可能なため、小学校に入学してから卒業するまでICタグの交換なしに使用できる。