日立、「Wooo UT シリーズ」の全国プロモを実施、テレビでは36年ぶり

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2007/12/11 14:02

 日立製作所は、全日本空輸(ANA)と共同で、液晶テレビ「Wooo(ウー) UT シリーズ」の広告トラックを使ったプロモーション「『Wooo UT シリーズ』誕生記念全国ツアー『Wooo fly about with ANA』」を実施すると発表した。広告の展開にあたり、12月10日には東京・大手町のサンケイビルで出陣式を行った。



 プロモーションで使用するトラックの外装は、左側を日立から12月中旬に発売する「Wooo UT シリーズ」の広告、右側はANAの飛行機の機体をモチーフにデザインした。


 トラック内には、ANAが08年2月から開始するプレミアムサービス「プレミアムクラス」で使用する座席を2席2列設置した体感スペースと、「Wooo UT シリーズ」やプラズマテレビ、携帯電話「Wooo ケータイ W53H」やブルーレイディスクのビデオカメラ「ハイブリッドBDカムWooo DZ-BD7H」などの展示するスペースを設けた。

 日立の液晶テレビ「Wooo UT シリーズ」は、超薄型の液晶パネルと超薄型電源などを採用することで、パネルの最薄部で3.5cmを実現した。また、モニタとテレビチューナー部を分離させる新構造を取り入れることで、軽量化を図ると同時に、設置の自由度も高めた。液晶パネルは、新開発のIPS(横電解)方式の「IPSαパネル」で、視野角は上下左右とも178度、コントラスト比は10000:1。


 ANAの機内シート「プレミアムクラス」は、シートピッチを現行の38インチ(約97cm)から50インチ(約127cm)に拡大した座り心地の良い国内線では最上位クラスの座席を用意。どの時間帯の利用でも機内で食事ができる機内サービスやラウンジでの航空サービスなどのサービスとあわせて提供する。


 プロモーションは08年3月31日まで全国80か所で展開する。日立がテレビの広告で全国を巡回するのは、71年のトランジスタテレビ発売時の「ポンパ列車」以来の36年ぶり。

 出陣式で日立製作所の江幡誠・執行役常務コンシューマ事業グループ長兼CEOは、「超薄型・レイアウトフリーを実現した『UT』シリーズは、発売前から各方面から高い評価を受けている。今回のプロモーションで一般の方にも、実際に製品に見て体感してもらう機会を日本全国に設けたかった」と狙いを述べた。

 また、ANAとの共同プロモーションについては、「業種は全く違うが、新しいものを日本全国に広めてお客様に満足してもらいたいという想いで一致した」と説明した。