ドコモ、HSDPA対応USB型データ端末10月発売、定額制データ通信プランも開始

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2007/09/14 14:00

 NTTドコモは9月13日、受信時最大3.6Mbpsの高速データ通信が可能な「HSDPA」に対応したUSB型端末「FOMA A2502 HIGH-SPEED」を10月5日に発売すると発表した。ドコモと韓国のKT Freetelの端末共同調達プロジェクトの一環として開発したもの。価格はオープンで、実勢価格は2万円前後の見込み。

 「FOMA A2502 HIGH-SPEED」は、直接PCのUSB端子に接続し、FOMA網を使って通信できるデータ通信専用の端末。HSDPA規格を採用したドコモの高速データ通信サービス「FOMAハイスピード」に対応。国際ローミングサービス「WORLD WING」にも対応しており、海外の3Gローミングに対応する国・地域でもデータ通信を行うことができる。

 通信速度は、FOMAハイスピード対応エリアでは受信時最大3.6Mbps、送信時最大384kbps、FOMAエリア内は送受信ともに最大384kbps。サイズは高さ79×幅37×厚さ16.4mm、重さは約44g。音声通話は非対応。対応OSはWindows Vista/XP/2000。

 ドコモでは同時に、同端末などで利用できる、PC向けの新しいパケット定額プラン「定額データプランHIGH-SPEED」「定額データプラン64K」を発表。10月22日からサービスを開始する。

 「定額データプランHIGH-SPEED」は、最大3.6Mbpsの高速データ通信が可能なプラン。通信料金は利用したデータ量に応じて2段階の定額課金制で、定額対象のデータ通信の利用が50万パケットまでは月額4200円、50万パケット以上100万パケット未満は4200円の定額料金に、50万パケットを超えて利用したパケット数に応じて1パケットあたり0.0126円ずつ加算する。100万パケット以上は月額1万500円。ただし、「定額データプランHIGH-SPEED」については、08年1月31日までのキャンペーン実施期間中は、月額利用料の上限は4200円となる。

 一方、「定額データプラン64K」は、通信速度は最大64Kbpsと遅いが、パケット数に関わらず定額料金で使い放題できるプラン。08年1月に終了するPHSサービスの代替として提供するもので、料金は月額4200円。なお、両プランとも、定額対応アクセスポイントへ接続するために、別途プロバイダとの契約が必要。プロバイダ料は契約するプランによって異なり、料金は月額315円-840円。

NTTドコモ=http://www.nttdocomo.co.jp/
「FOMA A2502 HIGH-SPEED」=http://www.nttdocomo.co.jp/product/relate/a2502/index.html?ref=gp_top
「定額データプラン」=http://www.teigaku-docomo.net/


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