オリンパス、HDD内蔵ラジオレコーダーに歴史教科書の音声データを収録

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2007/09/13 10:16

 オリンパスイメージング(大久保雅治社長)は9月12日、HDD内蔵ラジオレコーダーに、あらかじめ高等学校用の歴史教科書の音声データを収録した「ラジオサーバー VJ-10-JB」を9月14日に発売すると発表した。同社オンラインショップと三省堂書店など全国の主要書店で販売する。価格はオープンで、直販価格は4万4800円。

 3月に発売した「ラジオサーバー VJ-10」に、文部科学省検定済教科書を朗読した音声データ「《三省堂 聞く教科書シリーズ》 高等学校日本史・世界史」をあらかじめ収録したモデル。「VJ-10」と同様、FM/AMラジオ受信機本体に37GBのHDDを搭載しており、収録済みの歴史以外にも、英語などの語学学習に利用したり、ラジオ番組を録音して楽しむこともできる。

 「高等学校日本史・世界史」は、日本史・世界史とも、古代/中世/近世/近代/現代/戦後の時代ごとに6つの編に分かれており、日本史は合計約12時間48分、世界史は合計約14時間23分の音声データを収録。デジタルデータなので、時代順だけでなく、聞きたい部分を検索して聞くこともできる。

 記録方式はWMA(Windows Media Audio)フォーマットを採用し、長時間モードでは最大約2500時間、標準モードでは最大約1250時間、高音質モードでは最大約625時間の録音が可能。20件の番組予約と20局のラジオ局の登録も行える。再生方式はWMAとMP3に対応し、PCでダウンロードしたポッドキャスト番組や、CDから取り込んだコンテンツなどの一括管理が行える。また、オリンパス製ICレコーダーを本体に直接差し込めば、ケーブルを使わずにデータを転送できる。

 3.9型モノクロ液晶ディスプレイには、放送局名や周波数、時刻表示、音楽再生時の曲名・アーティスト名を表示できる。このほか、時計自動補正機能、録音日時や放送局などによる録音ファイル検索、早聞き・遅聞き再生機能なども搭載する。さらに、付属のオーディオケーブルを使えば、アナログの音声データをデジタルデータに変換・収録することも可能。

オリンパスイメージング=http://olympus-imaging.jp/
「オンラインショップ」=http://shop.olympus-imaging.jp/
「ラジオサーバー VJ-10-JB」=http://shop.olympus-imaging.jp/html/item/001/003/item2882.html