ソニー、デジタル一眼「α」に中級モデル、有効1224万画素の新CMOS採用で

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2007/09/06 15:48

 ソニーは9月6日、有効1224万画素CMOSセンサーを搭載した中級ユーザー向けデジタル一眼レフカメラ「α700」を11月16日に発売すると発表した。ラインアップは、ボディ単体とレンズキットの2種類で、価格はともにオープン。実勢価格は、α700ボディのみの「DSLR-A700」が18万円前後、α700ボディと16-105mmのズームレンズをセットにしたレンズキット「DSLR-A700P」が23万円前後の見込み。

 新たに開発した有効1224万画素CMOSセンサー「Exmor(エクスモア)」と、画像処理エンジン「BIONZ(ビオンズ)」を備え、低ノイズと高画質を実現したのが特徴。ISO3200までの高感度撮影に対応し、感度拡張で最高ISO6400まで設定可能。ISO感度1600以上場合「高感度ノイズリダクション」を行う。連続撮影は最速で毎秒5コマ。ボディ素材はマグネシウム合金で重さは約690g。

 ファインダーは光学ガラスペンタプリズムを採用し、視野率95%、倍率0.9倍を実現した。モニタは3.0型の「エクストラファイン液晶」。HDMI端子を搭載し、ハイビジョン静止画出力にも対応する。

 オートフォーカス機能では、中央デュアルクロス11点AFセンサーを採用。撮影画像の記録方式は、JPEG、RAWに加え、新たにcRAW(圧縮RAW)形式にも対応した。「ボディ内蔵手ブレ補正機能」も搭載し、すべてのαレンズで、シャッター速度に換算して約2.5-4段分の手ブレを補正する。

 撮像素子にゴミ対策として前面のローパスフィルター表面に静電気防止の「アンチダストコーティング」を施したほか、カメラのメインスイッチをオフするたびに手ブレ補正機能メカニズムを利用して撮像素子を振動させる「アンチダスト駆動」機能も備える。メモリーカード規格は、メモリースティック デュオとコンパクトフラッシュ/マイクロドライブの2種類に対応する。

ソニーhttp://www.sony.co.jp/
「α」=http://www.sony.jp/products/Consumer/dslr/


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