NTTドコモは7月27日、これまでの契約年数に関係なく、月額基本料金を50%割り引きする割引サービス「ファミ割MAX50」と「ひとりでも割引50」を8月22日から開始すると発表した。

 6月26日に発表した割引サービス「ファミ割MAX」「ひとりでも割引」の名称を変更し、割引率を拡大。開始日も、当初の9月1日から前倒しする。割引サービスを巡ってはドコモの発表後、7月19日にKDDI(au)が一律半額になるサービスを発表。ドコモでは同様の割引サービスを投入することで、KDDIに対抗する。

 「ファミ割MAX50」「ひとりでも割引50」ともに、FOMA、movaの新料金プランを契約し、2年間の継続利用を条件に月額基本料金を半額にするサービス。「ファミ割MAX50」は「ファミリー割引」契約者を対象に、利用期間に関係なく、グループ内のユーザー全員に50%の割引を適用する。一方、「ひとりでも割引50」は「ファミリー割引」を利用していない単独加入者を対象に提供する。どちらも2年以内に解約した場合、9975円の解約金の支払いが必要。8月1日から予約受付を開始する。

 ドコモでは当初、家族向けに基本使用料金が最大半額になる新しい割引サービス「ファミ割MAX」を9月1日、加入者単独でも利用年数に応じて基本使用料が最大半額になる割引サービス「ひとりでも割引」を8月22日から開始する予定だったが、KDDIが7月19日に2年間の継続契約を条件に誰でも月額基本料を50%割引する「誰でも割」を9月1日から始めると発表。「我々が出した料金プランでKDDIが反応し、やらざるをえなくなった」(中村社長)として対抗策を打ち出した。

 今回の割引率の拡大で、2つのサービスを合わせて1190万人の利用者を見込む。08年3月期は売り上げ、利益ともに減収幅は当初の予定よりも200億円拡大し、400億円減収になる見通し。ただ、「事業計画の範囲内で今期の業績には織り込み済み」(中村社長)として、08年3月期の業績予想は変更しない。

 記者会見で中村社長は、KDDIへの対抗策であれば割引率を50%以上する選択肢もあったという指摘に対し、「50%はなかなかいい数字だと思っている。もし51%としたら、KDDIは52%と返してきて果てしなくなってしまう」と述べた。

 また、今回の割引サービスが料金競争につながるのではとの指摘には、「KDDIの対抗策としてやらざるを得なかったのは事実。料金を値下げしても利益が出ればお客さんに還元する。ある一定の値下げはあり得るが、今後激しくなるとは思わない」との見方を示した。

NTTドコモ=http://www.nttdocomo.co.jp/
「ファミ割MAX50」=http://www.nttdocomo.co.jp/charge/discount/family/famiwari_max/index.html
「ひとりでも割引50」=http://www.nttdocomo.co.jp/charge/discount/hitoridemo/index.html


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