楽天は6月19日、IP電話を手がけるフュージョン・コミュニケーションズを買収すると発表した。東京電力が保有するフュージョンの株式54.27%を取得し、連結子会社化する。取得金額は6億7300万円。

 株式取得は子会社の楽天メディア・インベストメントを通じて行う。取得株式数は10万6527株で、株式引き渡しは7月31日の予定。楽天はフュージョンを子会社化することで、ネット通販などのサービスとIP電話を組み合わせ、新しいインターネットサービスを展開する。

 具体的にはカスタムメイドしたメッセンジャーサービスや音声通話を利用した成果報酬型広告などを行う計画。一方、フュージョンは、楽天の傘下に入ることで、楽天グループが持つ個人会員と法人顧客を生かしマーケティング力を強化。収益を拡大する。

 フュージョンは、中継電話サービス、法人向けIP電話サービス、提携事業者にIP電話網を提供した個人向けIP加入電話サービスなどを手がける。2000年3月に設立し、従業員は203人。07年3月期の売上高は541億1100万円で、経常損益は6億1600万円の赤字だった。