日本ビクターは5月24日、10bitフルハイビジョン液晶テレビEXE「LH805」シリーズ3機種を、6月下旬から順次発売すると発表した。毎秒120コマの倍速表示で画像の残像感をおさえるのが特徴。

 日本ビクターは5月24日、10bitフルハイビジョン液晶テレビEXE「LH805」シリーズ3機種を、6月下旬から順次発売すると発表した。毎秒120コマの倍速表示で画像の残像感をおさえるのが特徴。


 ラインアップは47V型、37V型、32V型の3種類。それぞれ地上・BS・110度CSデジタル、地上アナログ放送チューナーを搭載する。価格はオープン。実勢価格は47V型「LT-47LH805」が53万円前後、42V型「LT-42LH805」が45万円前後、37V型が「LT-37LH805」35万円前後の見込み。発売時期は47V型モデルが6月下旬、その他の2機種は8月上旬の予定。

 いずれも水平1920×垂直1080画素のフルハイビジョン(フルHD)パネルを備え、従来比で64倍の色階調表現が可能な「10bitフルハイビジョン対応倍速液晶IPSパネル」を世界で初めて採用した。色再現領域もNTSC比で最大2倍と幅広く、輪郭のはっきりとした画像を表現する。画面を横から見た場合でも色ずれが起きにくく、視野角の広さが特徴のIPS方式の液晶パネルとの相性もよい。記者発表では、ディスプレイ事業部の皆川弘美ディスプレイカテゴリー長が、「37型以上の液晶テレビ市場で国内台数シェア2桁を獲得したい」と意気込みを示した。

 映像の残像感をおさえるために開発した「倍速フルハイビジョン対応ドライバー」により、通常1秒間に60コマで構成されている従来の映像を、2倍の120コマの画像に変換。これにより残像感を回避でき、動きの早い映像でもなめらかに表示することが可能になった。

 画像エンジンには「倍速GENESSA」を搭載した。CPUの処理能力向上で、画像のコントラスト調整能力を高め、人肌など中間色の明暗部もはっきりと再現。立体感のある画像が表示できるようになった。さらに「倍速インテリジェントクリア」機能により、画像の動きとノイズを識別。デジタル放送特有のノイズを大幅に低減させることに成功した。オーディオ機能には「MaxxAUDIO」を採用し、独自開発のスピーカーとあわせ、再現音域を拡大した。

 また、今回のシリーズではユーザーの見やすさ、使いやすさにも配慮した機能を多く搭載しているのが特徴。視聴中は、部屋の明るさや映像のジャンルに応じて画質と音質の組み合わせを「テレビ」「シネマ」「シアタークール」「シアターウォーム」「ダイナミック」の5種類から選択できる。さらに、左右の音声を独立処理し、音声を聞き取りやすくする「はっきりステレオ」、音声を実際の時間を変えずに聞きやすい速度に調整する「ゆっくりトーク」などの「きき楽」機能も搭載する。

 操作性の面では「お助けガイド」機能を搭載。「映像の乱れを調整したい」などの項目を選ぶことで、知りたい機能を直接探しやすくしている。さらに操作法を音声で説明する機能も搭載した。

 皆川カテゴリー長は、「秋口にはフルハイビジョン倍速に加え、W-XGA倍速に対応するモデルを投入し、倍速2ラインの体制を整えることで、倍速液晶のビクターというイメージを確立していきたい」としている。