ソフトバンクモバイルは5月22日、夏商戦向けの第3世代携帯電話13機種を6月上旬から順次発売すると発表した。ワンセグ対応端末を中心に「カッコ良くて、薄くて高機能、手になじみやすい『スタイル』にこだわったケータイ」(孫正義社長)をラインアップした。

 ソフトバンクモバイルは5月22日、夏商戦向けの第3世代携帯電話13機種を6月上旬から順次発売すると発表した。ワンセグ対応端末を中心に「カッコ良くて、薄くて高機能、手になじみやすい『スタイル』にこだわったケータイ」(孫正義社長)をラインアップした。


 ワンセグ端末は4機種で、目玉となるのはスライド式のシャープ製端末「FULLFACE(フルフェイス) 913SH」。液晶画面をスライドするとダイヤルボタンや開始・終了ボタンなどすべての操作キーが隠れる「フルフェイス」と呼ぶデザインを採用。センサーキーを搭載しており、スライドを閉じた状態でも指で触れるだけで、チャンネルの切り替えやメニュー操作が行える。


 HSDPA方式に準拠し、下りの通信速度が最大3.6Mbps(メガビット/秒)の高速データ通信サービス「3Gハイスピード」に対応。Bluetooth機能も備えており、別売りのステレオヘッドセットを使えば、ワイヤレスで音楽やワンセグの音声を聴くことができる。

 また、これまで力を入れてきた薄型端末を、ワンセグ対応モデルでも展開する。注目は、厚さが13.5mmでスライド式では世界最薄となるサムスン電子製端末「805SC」。幅は51×高さ100.6mmで、手のひらに収まるコンパクトサイズが特徴。「3Gハイスピード」にも対応する。



 そのほか、厚さが12.9mmでスライド時のディスプレイ部と操作キー部の段差を少なくしたスライド式端末「810P」(パナソニック モバイルコミュニケーションズ製)、本体上部表面にチタン素材のパネルを日本で初めて採用し、薄さが12.9mmの「814T」(東芝製)を揃えた。

 人気の高いシャープ製のワンセグ端末「AQUOSケータイ」の最新モデル「912SH」も投入する。3インチワイドVGA液晶を搭載しており、液晶画面を横90度に回転できる「サイクロイドスタイル」を採用。ワンセグを視聴しながら、ウェブ閲覧やメール操作もできる2画面表示機能を備えた。「3Gハイスピード」が利用できるほか、夏モデルでは唯一、GPSサービス「S!GPS ナビ」に対応した。


 一方、デザインで「スタイル」を追求した端末も発売する。東芝製端末「fanfun(ファンファン) 815T」は、本体カラー15色、上下のパネル合計320色、画面デザイン100種類、イルミネーション30種類から選択することで、世界初の2億4000万通りのデザインをコーディネートできる。


 メインターゲットには女性を想定。ディスプレイの周囲やボタン面の着せ替えができるインナーシートも用意した。キャラクターとのコラボモデルとしてハローキティやスヌーピーのモデルも発売する。


 ワンセグ端末以外では、カッコよさを追求する熟年層ターゲットにした「GENT 812SH s」、膨らみを付けることで押しやすくした「アークリッジキー」を採用した「814SH」、表面の輝きが特徴のストロングメタルデザインを採用した「815SH」、厚さ15mmのスライド式の薄型端末「816SH」を販売する。いずれもシャープ製。

 「スマートフォン」と呼ばれるPDA型の携帯電話も2機種発表した。Windows Mobile 6を搭載したHTC製の「X02HT」、東芝製の「X01T」を発売する。2機種ともにフルブラウザ利用時の定額制に対応。法人を中心に販売するが、PCとの連携を重視する個人もターゲットにする。


 「X02HT」はストレートタイプ端末で、サイズは幅63×高さ114×厚さ13.9mm。パソコンと同初列のフルキーボード、ノートパソコンのタッチパッドのように、指でなぞって操作できる「JOGGR」機能を搭載した。マイクロソフトのExchange Serverと連携することで外出先からでも会社のメールを送受信することができる。


 「X01T」はスライド式のキーボードとタッチパネル対応のディスプレイを搭載。サイズは幅61×高さ119×厚さ21.5mmで、「3Gハイスピード」に対応する。セキュリティ対策として、指紋認証機能も備えた。


 発表会にはマイクロソフト日本法人のダレン・ヒューストン社長も登場。「Windows Mobile 6はセキュリティを強化しより使いやすくなった。ソフトバンクとともにWindows Mobileの普及を図っていく」と述べた。


 また、サービス面の強化として、「Yahoo!ケータイ」上で動画配信サービス「Yahoo!動画(ベータ版)」を開始したと発表した。携帯電話向けに1-5分程度に編集したニュースやスポーツのハイライトなどの動画を1000本以上配信。利用は無料だが、別途通信料がかかる。

 また、アプリケーションソフト開発の共通プラットフォーム「POP-i(ポパイ)」に着手したことも発表した。新プラットフォームを利用することで、携帯電話向けのOSやチップセットが違っていても、同じアプリケーションやミドルウェアの利用が可能になる。ソフトバンクでは端末が異なっても共通のアプリケーションが使えることで、ソフトメーカーの開発期間短縮とコスト削減を図る狙い。同プラットフォームの搭載は来年発売の端末からの予定。

 孫社長は「夏のソフトバンクは薄さやカッコよさなど出してクールにスタイリッシュに行く」と述べ、夏商戦を勝ち抜く自信を見せた。また、「機能はもちろん、コンテンツ、ライフスタイルを重視したケータイを目指していきたい」と抱負を語った。