松下、広角28mmで世界初の有効1220万画素デジカメ、男性向け新デザインで

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2007/05/22 21:51

 松下電器産業は5月22日、広角28mmレンズ搭載したコンパクトデジタルカメラとして世界で初めて有効1220万画素のCCDを採用したフラグシップモデル「LUMIX DMC-FX100」を6月15日に発売すると発表した。価格はオープンで、実勢価格は4万8000円前後の見込み。

 松下電器産業は5月22日、広角28mmレンズ搭載したコンパクトデジタルカメラとして世界で初めて有効1220万画素のCCDを採用したフラグシップモデル「LUMIX DMC-FX100」を6月15日に発売すると発表した。価格はオープンで、実勢価格は4万8000円前後の見込み。

 受光面積が大きい1/1.72型の大型CCDを搭載し、ノイズの少ない高精細な画像が撮影できる。レンズはライカ製で、35ミリフィルムカメラ換算で28-100mmの光学3.6倍ズームレンズ「DC VARIO-ELMARIT」を搭載。CCDの使用領域を変えることで焦点距離を望遠側にシフトし、画素を下げれば最大7倍までズーム可能な「EX光学ズーム」も備える。

 「動き」「手ブレ」「明るさ」の3つの要素で手ブレと被写体ブレを補正する「トリプルブレ補正」機能を搭載。被写体の動きに合わせてシャッタースピードとISO感度を自動で設定する「インテリジェントISO感度コントロール機能」で被写体ブレを、「光学式手ブレ補正機能」で手ブレを防ぎ、「新・高感度モード」では暗い場所でもノイズを抑えたシャープな写真が撮影ができる。ISO感度は通常撮影時は最大1600まで、「高感度モード」では1600から6400まで対応する。

 画像処理エンジンには、従来よりも性能を向上させ、省電力化を図った「ヴィーナスエンジンIII」を搭載。1秒で8コマ撮影が可能な高速連射モードも搭載した。モニターは20.7万画素の2.5型液晶。記録媒体はSDHCメモリーカード、SDメモリーカード、マルチメディアカードで、約27MBの内蔵メモリも搭載する。

 サイズは幅96.7×高さ54.0×奥行き24.5mm、バッテリーを含む重さは約148g。カラーはブレードシルバー、エスプリブラック、ミラージュゴールドの3色で、男性向けの高級感あるデザインに仕上げた。