パイオニア、仮想サラウンド技術搭載のホームシアターシステム3機種

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2007/05/11 16:34

 パイオニアは5月10日、DVDプレーヤー搭載の5.1chサラウンドシステム「HTZ-565DV」「HTZ-363DV」、5.1chサラウンドシステム「HTP-S313」を5月下旬に発売すると発表した。価格はすべてオープン。実勢価格は「565DV」が6万4800円前後、「363DV」「S313」は4万9800円前後の見込み。

 パイオニアは5月10日、DVDプレーヤー搭載の5.1chサラウンドシステム「HTZ-565DV」「HTZ-363DV」、5.1chサラウンドシステム「HTP-S313」を5月下旬に発売すると発表した。価格はすべてオープン。実勢価格は「565DV」が6万4800円前後、「363DV」「S313」は4万9800円前後の見込み。

 3機種ともに、新開発の音響技術「フロントサラウンド・アドバンス」を搭載。独自のDSP技術を使うことで、周波数特性に手を加えず、左右の耳で感じる音圧差だけを制御することで、サラウンドスピーカーが後ろにあるかのような音場を作り出す。

 自動音場補正システム「MCACC(Multi-Channel Acoustic Calibration System)」を装備。付属のセットアップマイクで、スピーカーの音量、距離、音質を、ユーザーの使用する場所に最適な状態で自動で設定。部屋の環境に合ったサラウンド環境を構築する。

 MP3など圧縮率の高い音楽ファイルを、より高音質で再生する技術「サウンドレトリバー」も搭載した。圧縮・収録時に失われた音楽の抑揚感やきめ細かさを独自のアルゴリズムによって復元することで、クオリティの高い音楽を再生する。

 「565DV」には、ワイヤレスリアスピーカーが付属。無線の周波数帯には2.4GHzを使用し、CD並の音を圧縮することなく、リアルタイムでデジタル伝送して出力する。ワイヤレススピーカーは、「363DV」「S313」の専用オプションとして単体でも販売する。価格はオープンで、実勢価格は1万9800円前後の見込み。

 このほか「565DV」「363DV」はフロントにUSB端子を備えており、USBメモリに保存した音楽ファイルや画像を再生できる。「S313」はすでにDVDレコーダーなどDVD再生機器を所有しているユーザー向けの5.1chサラウンドシステムで、センタースピーカーを左右に分け、薄型テレビのまわりにすっきりと置ける「デュアルセンタースピーカー」を採用したのが特徴。サブウーハー部に5.1chアンプとFM/AMチューナーを搭載し省スペース化も図った。