日本SGI、AGIと人の感情認識技術を使ったDS用ミドルウェア開発、セガが採用へ

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2007/05/11 10:25

 日本SGI(和泉法夫社長)とAGI(光吉俊二社長)は5月10日、人の感性を理解させて反応させるST(感性制御技術)を利用した「ニンテンドーDS」向けミドルウェア「感性制御技術ST for ニンテンドーDS(STシステムDS版)」を共同開発し、使用権と再販権をセガ(小口久雄社長兼COO)に提供したと発表した。

 日本SGI(和泉法夫社長)とAGI(光吉俊二社長)は5月10日、人の感性を理解させて反応させるST(感性制御技術)を利用した「ニンテンドーDS」向けミドルウェア「感性制御技術ST for ニンテンドーDS(STシステムDS版)」を共同開発し、使用権と再販権をセガ(小口久雄社長兼COO)に提供したと発表した。

 「STシステムDS版」は、ニンテンドーDSの内蔵マイクから入力した人の声を分析し、その発話音声から感情を認識する。ミドルウェア開発にあたり、日本SGIとAGIは、ニンテンドーDSの実機を使用して音声のサンプリングや特徴を抽出するためのパラメーターやロジックの最適化などのカスタマイズを行った。

 セガでは、STシステムDS版を利用したニンテンドーDS用ゲームソフト「音声感情測定器 ココロスキャン」を開発。8月に発売する。「音声感情測定器ココロスキャン」は、人の声から検出する「喜び」「怒り」「がっかり(落胆)」「平常心」「興奮」といった5つの感情の度合いから心の動きを認識することで、心理状態を測定する。ユーザーはその結果から心の変化を利用してゲームを楽しむことができる。