シマンテック、個人向けバックアップ・復元ソフト2製品、レベルにあわせて

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2007/05/09 10:13

 シマンテック(木村裕之社長)は5月8日、個人ユーザー向けのバックアップ・復元ソフト「ノートン・セーブ&リストア 2.0」「ノートン・ゴースト 12.0」を6月22日に発売すると発表した。

 シマンテック(木村裕之社長)は5月8日、個人ユーザー向けのバックアップ・復元ソフト「ノートン・セーブ&リストア 2.0」「ノートン・ゴースト 12.0」を6月22日に発売すると発表した。

 「セーブ&リストア 2.0」は、PC内に保存した画像データ、MP3ファイル、文書などを手軽にバックアップできる、初心者向けのバックアップ・復元ソフト。新版では、バックアップの際に一部のファイルやフォルダだけを指定、追加できるようになり、柔軟なバックアップが可能になった。

 復元機能では、システム全体を復元できるほか、簡単な検索によって失くしたデータや壊れた部分のファイルやフォルダだけを復元することも可能。強化したリカバリディスクを使えば、Windowsが起動しない時でもリカバリイメージを復元できる。「Googleデスクトップ」との統合により、検索可能なバックアップインデックスを作成可能になり、データ復元の所要時間も短縮した。

 「ゴースト 12.0」は、企業向け製品「Backup Exec System Recovery」の技術を取り入れた個人用バックアップ・復元ソフトの最上位版。「セーブ&リストア 2.0」と同様、システム全体のバックアップ、特定ファイルやフォルダのみのバックアップも可能なほか、バックアップ時にデータを暗号化する機能も搭載する。

 カスタマイズ可能なイベント起動バックアップ機能も備え、特定のイベントが発生すると自動的にシステムを保護する。このほか、リモート管理、Googleデスクトップとの統合、ブートCD(Symantec Recovery Disk)なしで、リモート環境(ホームネットワーク上)からの起動・復元ができる「ライツアウト・リストア」などの新機能を盛り込んだ。

 価格は、直販サイトで5月9日から先行発売する「セーブ&リストア 2.0」のダウンロード版が6300円、パッケージ版が8190円、「ゴースト 12.0」はパッケージ版のみで1万290円。対応OSはともにWindows Vista、XP。